宮崎銀行、オリジナルAIタレントが出迎えるキャッシュレス店舗を開設
2025年4月9日 12時18分更新
宮崎銀行は橘通支店を店舗内店舗方式で本店営業部内に移転し、現橘通支店の場所には新たにキャッシュレス店舗が設置、2025年4月7日(月)から営業を開始している。この店舗ではAIタレントのドリームAIとひなたこが来店客を出迎える。
この店舗では、預金の口座開設や通帳などで行う税金の納付、振込等現金を扱わない取引のため、行員は3人だけとなる。 以前この場所にあった橘通支店は2月に店舗内店舗方式で本店営業部に移転したが、街中にあるというこの店舗の利便性は維持されることになった。宮崎銀行経営企画部 重永和哉調査役代理はこの店舗がデジタルでの取引の入口となるような店舗となる事を期待している。

店内にはブースが設けられ、資産運用やローン、事業性融資など専門的な説明が必要な相談は本店の行員がリモートで対応する。このキャッシュレス店舗の導入は、従来の窓口業務をデジタル化しキャッシュレス決済やオンライン手続きを可能にし、顧客はより迅速かつ効率的に銀行サービスを利用できる。また、キャッシュレス店舗の設置は、銀行側の店舗運営コスト削減にもつながる可能性があり、窓口業務の効率化や省スペース化が期待ができるだろう。さらには顧客の来店頻度減少に対応し、オンラインでの取引を促進することで、新たな顧客接点の構築にもつながるだろう。
一方でキャッシュレス化には、高齢者やデジタルデバイスの利用に不慣れな顧客へのサポートも重要となる。デジタルに不慣れな顧客に対しては、丁寧な操作案内や相談窓口の設置など、きめ細かいサポート体制の構築が求められる。宮崎銀行が、これらの課題に対応していきつつ、キャッシュレス支店をどのように活用していくのか、今後の動向が注目される。
参照元:https://www.miyagin.co.jp/cms-hjeg2ccyg8jy/wp-content/uploads/2024/09/20240924.pdf