2022年クラウドストレージサービス、顧客満足度1位はGoogle ドライブ ー ICT総研

2022年4月18日 10時34分更新


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 ICT総研は4月18日、クラウドストレージサービス(オンラインストレージサービス)の市場動向に関する調査結果をまとめた。

クラウドストレージの個人利用市場は2023年度に5,620万人、市場規模は920億円に拡大

 個人利用者がパソコンやスマートフォンに保存する写真、動画、音楽などのデータ容量は増加傾向にあり、これらの保存に適したクラウドストレージサービスの市場は右肩上がりで拡大を続けている。ICT総研の調査・推計では、2020年度(2021年3月末)に5,176万人だった日本国内の個人向けクラウドストレージサービス利用者は、2021年度に5,345万人となり、2023年度には5,620万人へと増える見込みだ。このうち有料サービスの利用者数は2021年度で1,535万人であり、2023年度に1,640万人へと増加する見通し。


 有料サービスの利用者が増加することで、個人向けクラウドストレージサービスの市場規模も拡大。2022年度で890億円、2023年度には920億円の市場となる見込みである。

Google ドライブが利用者数トップ、iCloud drive、Microsoft OneDrive、Dropboxが続く

 今回の調査にあたり、クラウドストレージサービス利用者の実態を把握するため、2022 年4 月にインターネットユーザー 4,407人に対してWebアンケート調査を実施した。その結果、個人利用(仕事以外で利用)のクラウドストレージサービスの中で最も利用者数が多かったのは、Google ドライブで1,214人、次いでiCloud drive(アップル)が775人、3位はMicrosoft OneDriveで500人、Dropboxが4位で462人であった。前回調査(2020年6月)でも利用者数がトップであったGoogleドライブが、今回もトップを守った。これは、Androidスマートフォンを利用するユーザーが増加していることが要因の1つとして挙げられるだろう。
 前回調査で利用者数4位だったMicrosoft OneDriveは3位に上がり、前回6位だったAmazon Driveは5位に上がる結果となった。Microsoft OneDriveは、「仕事以外で利用」している利用者数に対して、「仕事で利用」している利用者数が多い点が特徴的だ。
 複数のサービスを併用して使い分けているユーザーも多く見られるが、今後はサービスの取捨選択がさらに進み、大手事業者のシェアが高まる傾向は続くと見られる。

クラウドストレージ有料サービス利用者は14.6%、13.5%が有料サービスの利用を検討

 仕事以外でのクラウドストレージサービス利用者のうち、「有料サービスを利用中」と回答した利用者は14.6%であった。また、「今後は有料サービス利用を検討」と回答した利用者は13.5%で、「今後も無料サービスを利用」と回答した利用者は58.4%という結果となった。前回調査と比べて、有料サービス利用者、利用意向者が増加している。クラウドストレージサービスはデータ容量が5〜15GB程度まで無料で利用できるものが多く、開始当初は無料プランで利用を始める利用者が大半である。その後、保存容量が増えるに従って有料サービスに移行するケースが多いため、今後有料利用者は増加する傾向になると見られる。

顧客満足度1位はGoogle ドライブ、2位はMicrosoft OneDrive、3位にDropbox

 クラウドストレージサービスの顧客満足度について聞いたところ、満足度ポイントトップはGoogle ドライブであり73.7ポイント。Microsoft OneDrive 71.3ポイント、Dropbox 70.6ポイントと続いた。
 前回調査と比べて、全体的に顧客満足度は低下傾向にあるが、Microsoft OneDriveは前回の69.5ポイントから71.3ポイントに満足度ポイントを上昇させた。


 仕事以外で利用中のクラウドストレージサービスの現在の利用容量を聞いたところ、「1GB未満」が37.4%、「1GB以上10GB未満」が36.7%、「10GB以上100GB未満」が18.0%、「100GB以上」が7.9%という結果となった。過去の調査と比較して、利用容量は増加傾向にあり、仕事以外の利用においても、写真、動画、音楽などを高品質なサイズで保存するニーズが拡大していることが読み取れる。今後もクラウドストレージサービスの利用容量は増加傾向を続けるものと見られる。

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