KDDI決算、2022年3月期1Qは増収増益

2021年8月2日 15時00分更新


 KDDIは、2021年7月30日に2022年3月期第1四半期の決算を発表した。
 2022年3月期第1四半期の連結売上高は、前年同期比4.6%増の1兆3003億円で、通期予想に対して進捗率24.3%となった。営業利益は2.9%増の2992億円と増収増益となった。

一方、マルチブランド通信ARPUは117億円の減収。
主力の通信事業は、政府の要請による通信料金値下げの影響を受け大幅に減少したが、ライフデザイン領域とビジネスセグメントの成長領域の増益75億円がカバーした。


 通信事業に関しては、新料金プラン投入や3月にサービスを開始したオンライン専用の低価格プラン「povo」の導入などによる顧客還元の影響が大きかった。今後の5G利用拡大によるデータ通信の増加を見込んでも、通期での通信量収入は600〜700億円の減少を見込みとしている。

代表取締役社長の高橋氏は、「引き続き成長領域の拡大などを通じて、通期予想の達成を目指す」と話した。

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