海外旅行満足度1位は「西ヨーロッパ諸国」、2位「東ヨーロッパ諸国」 ヨーロッパへの渡航率は下がるも、満足度の高さは継続―リクルート『海外旅行調査2017』
2017年6月28日 15時48分更新
株式会社リクルートライフスタイル内の「エイビーロード・リサーチ・センター」は、2016年に海外旅行をした18歳以上の男女を対象に、渡航先や満足度、今後の海外旅行意向に関して調査をし、その結果を発表した。
≪調査概要≫
●調査名 :エイビーロード『海外旅行調査2017』
●調査目的 :海外旅行者の予約状況・消費行動、および人気の渡航先・今後行きたい渡航先を把握する
●調査対象 :○スクリーニング調査: 関東・関西・東海の3地域より抽出した18歳以上の男女
○本調査: 2016年の海外旅行経験者(出発月が2016年である海外旅行)
●調査期間 :○スクリーニング調査: 2017年3月8日(水)~3月21日(火)
○本調査: 2017年 3月21日(火) ~ 3月24日(金)
●調査方法 :(株)インテージのインテージ・ネットモニターを利用。インターネット調査
●調査対象数 :○スクリーニング調査:258,896人、調査回収数:78,976人(回収率 30.5%)、
調査集計数:77,430人
:○本調査:7,712人、調査回収数:5,261人(回収率 68.2%)、調査集計数:4,986人
【2016年海外旅行の実態】
■海外旅行実施率は13.6%、過去3年間で数値に変化はみられない
・2016年のレジャー渡航率は13.6%で、この3年間ほぼ数値に変化はみられなかった。
■レジャー渡航先は「台湾」が3年連続1位。2位は「ハワイ(オアフ島)」、3位の「韓国」は渡航率が増加に転じる
・レジャー渡航先は「台湾」が18.8%、前年からさらに2.9pt数値を伸ばし、3年連続で1位を獲得した。3位の「韓国」(12.1%)は渡航率の減少傾向に歯止めがかかり、前年から2.1pt増加。エリア別ではヨーロッパが3.5ptの減少。
・同行者別ランキングでは【ファミリー(親連れ家族)】 【カップル】【友人】【一人旅】の4部門で「台湾」が1位を獲得。
■渡航先満足度は「西ヨーロッパ諸国」が1位、「東ヨーロッパ諸国」が2位。ベスト10のうち5つをヨーロッパ圏が占める
・渡航先満足度ランキングは、「西ヨーロッパ諸国」が前年4位から1位に上昇。2位に「東ヨーロッパ諸国」、3位に「アメリカ西部」。ベスト10のうち5つをヨーロッパ圏の国や地域が占める結果となった。
【今後の海外旅行動向】
《2016年海外旅行経験者》
■2017年に海外旅行に「行った/行きたい」人の割合は82.8%。人気渡航先は1位「ハワイ(オアフ島)」、2位「台湾」、3位「韓国」
・2017年に海外旅行に「行った」「行きたい」人の割合は合わせて82.8%、2015年(79.6%)を底に増加傾向。具体的な希望渡航先は、1位が「ハワイ(オアフ島)」、2位が「台湾」、3位「韓国」。
■今後行きたい渡航先は1位「イタリア」、2位「フランス」、3位「スペイン」
・「イタリア」が10年連続、不動の1位。「フランス」が前年3位から1ランクアップ。
《海外旅行未経験者》
■行ってみたい渡航先は、1位「ハワイ」、2位「イタリア」、3位「オーストラリア」
・「フランス」が前年2位から4位へ後退、4.9ptの減少。
■総合満足度TOP20
(全体/単一回答)
■満足度の理由、印象に残っていること(自由回答)
【西ヨーロッパ諸国】
・想像していたより、食事がおいしく、治安もよく、ホスピタリティもよく芸術、文化すべてにおいて満足した。(30代・男性)
・街が奇麗。食事がおいしかった。世界遺産も自然風景もとても奇麗で癒された。人がフレンドリーで親切だった。(40代・女性)
【東ヨーロッパ諸国】
・食べ物が安くてとてもおいしい。 物価が日本の半分近くで好きなものを思う存分食べれた。(60代・男性)
・街並みもきれいだし、美術館や宮殿もすごかった。本場のバレエを見ることができた。(30代・女性)
【アメリカ西部】
・サンフランシスコ、チャイナタウンがにぎやかで楽しかった。(50代・男性)
・グランドキャニオンやアンテロープキャニオン、モニュメントバレー、セドナ等アメリカの大自然を見て回ったが、壮大な景色に圧倒され、またガイド
さんからアメリカの歴史の話を聞いてすごく楽しめた。(50代・女性)
ヨーロッパ諸国は芸術、文化、街並みの素晴らしさを感じられると高い満足度を得た。 現状、ヨーロッパへの旅行は不安要素が多いが、地域を選んで旅行を検討してみてはどうだろうか。
関連カテゴリー