IKEAが5年連続で満足度1位に ―― 2015年度第5回JCSI調査【各種専門店】
2015年12月24日 14時55分更新
サービス産業生産性協議会は2015年度JCSI(日本版顧客満足度指数)第5回調査として家電量販店、生活用品店/ホームセンター、各種専門店、生命保険、損害保険、クレジットカードの計6業種の企業・ブランドの満足度を発表した。本稿では各種専門店について取り上げる。
各種専門店では、「IKEA」が5年連続で顧客満足1位となった。知覚価値と推奨意向も1位、顧客期待、知覚品質、ロイヤルティは2位と高い評価になっているが、特に知覚価値の高い評価が顧客満足につながったようだ。顧客満足において2位は「ニトリ」。こちらは知覚価値と推奨意向でも2位を獲得している。。顧客満足3位は「オートバックス」で、顧客期待、知覚品質、ロイヤルティで1位、知覚価値と推奨意向で3位となるなど、全体的に高い評価となった。
調査期間は2015年9月30日~11月2日まで。調査方法はインターネットモニター採用し、2段階にて回答者を抽出して各対象450~700人程度にサービスに対する具体的な評価について回答を依頼している。なお回答者の選定条件として、1年以内に利用し、かつ、利用料金を見聞きしたことが挙げられており、最終的に300人以上の回答を確保している企業・ブランドが順位・評価に含まれている。
JCSI(日本版顧客満足度指数:Japanese Customer Satisfaction Index)は総計12万人以上の利用者からの回答をもとに実施する日本最大級の顧客満足度調査。顧客期待、知覚品質、知覚価値、顧客満足、推奨意向、ロイヤルティの6つの指標で顧客満足度構造とポジショニングを把握することができる調査となっている。2015年度は6回に分け、約30業種、約400の企業・ブランドの調査を実施する予定。