専業主婦志向は幻? 女性のキャリアパスに関する調査
2014年12月1日 10時29分更新
・本文中の希望のライフコースは、実態ではなく理想を聞いている
・専業主婦希望は14%に留まっている
・既婚、子ありほど働き続けることへの意欲が高い
クロス・マーケティングは 2014年10月29日(水)~11月1日(土)の間、 関東圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)、関西圏(大阪、京都、兵庫、奈良)の25~34歳の女性1000人に、社会人女性のキャリアパスに関する調査を行った。
まず希望のライフコースとして、結婚や出産を機に退職し専業主婦になることを希望している女性は14%に留まり、60%以上の女性は結婚・出産後も「中断せずに働き続けたい」と考えている。若い女性の専業主婦志向が強まっていると聞くが、結果を見る限りむしろキャリア志向のようだ。(※ただしこちらはこれまでの経歴に関わらない、あくまで希望のライフコースについての聴取になる。)
未婚、既婚子なし、既婚子ありの状況で比較すると、(それまで働いていた職場で中断せずに)働き続けることを理想のライフコースと回答したのは「既婚子あり」層が一番多く7割を超える。
一方結婚や出産を期に仕事を辞め、また働く、という中断の形を理想のライフコースとするのは「未婚」「既婚子なし」層はともに25%を超えるが、「既婚子あり」の場合20%弱にまで落ちる。子供を生み、それまでのキャリアを中断したことへの後悔があるのでは、と推測される結果となっている。
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