固定ブロードバンド回線の満足度1位はBBIQ光インターネット、通信品質が満足度に最も影響
2016年3月1日 15時39分更新
J.D.パワー アジア・パシフィックは2016年日本固定ブロードバンド回線サービス顧客満足度調査の結果を発表した。
調査は固定のブロードバンド回線サービス(FTTHもしくはCATV)を家庭で利用している20~64歳男女を対象に、サービスの満足度を明らかにしたもの。2015年12月にインターネット調査を実施し、計5,000人から回答を得ている。
調査対象となっているのはフレッツ光(NTT東日本/NTT西日本)、auひかり、J:COM NET、UCOM、eo光、コミュファ光、メガ・エッグ 光ネット、ピカラ光ねっと、BBIQ光インターネットの10サービス。顧客満足度の測定にあたっては4ファクターを設定しており、各ファクターの総合満足度への影響力は、「通信品質」(38%)、「提供サービス」(31%)、「各種費用」(25%)、「サポート」(6%)の順となっている。
この中で満足度1位となったのは九州通信ネットワークが提供しているBBIQ光インターネットで、606ポイントを獲得。特に「提供サービス」ファクターで最も高い評価を得ている。
2位は597ポイントでSTNetのピカラ光ねっと、3位は578ポイントでエネルギア・コミュニケーションズのメガ・エッグ 光ネットと続いている。業界平均は556ポイントで、auひかり、J:COM NET、フレッツ光(NTT東日本)の3サービスが平均以下となってしまった。
調査では動画や映像サービス視聴を行っているユーザーは通信品質に対する満足度は高いものの、通信速度の低下などのトラブルを経験した場合には満足度がより大きく低下する特徴がみられているという。J.D.パワーは顧客満足度の観点からも、通信品質の安定・強化はこれまで以上に求められると指摘している。
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