生成AIが薦めるクレカ、楽天カードが言及率1位。ブランディングワークス調査
2026年10月20日 09時30分更新

株式会社ブランディングワークスは10月19日、生成AIに「クレジットカードのおすすめは?」と尋ねた際に挙がる企業名を記録する定点調査の、2026年9月分の結果を発表した。言及率は楽天カードが63.0%で1位となり、三井住友カードが61.1%で続いた。同社は、ChatGPTとGeminiの双方で楽天カードが言及率1位だった点も明らかにしている。
調査は、同社が9月18日から30日のうち計測した9日間に実施した。ChatGPT(モデルはgpt-5.1)とGemini(同gemini-3.1-pro)のAPIに同一の質問を計測日ごとに3回ずつ送り、Web検索機能を有効にした状態で、回答に登場した企業名を集計した。有効回答は54件で、言及率は企業名が登場した回答数を全回答数で割って算出している。
2026年9月 AIおすすめブランド計測「クレジットカード」言及率ランキング

言及率の上位は、楽天カード(63.0%)、三井住友カード(61.1%)、JCB CARD W(50.0%)、PayPayカード(48.1%)、エポスカード(33.3%)の順だった。回答内で挙がる順番の平均では、三井住友カードが1.4位で最も早く、楽天カードが2.1位、JCB CARD Wが2.8位だった。
AI別にみると、楽天カードの言及率はChatGPTが26%、Geminiが100%だった。三井住友カードはChatGPTが22%、Geminiが100%、JCB CARD WはChatGPTが7%、Geminiが93%で、いずれもGeminiのほうが高い。同社は、同じ質問でもどのAIに聞くかによって、候補に挙がる企業が変わると指摘している。一方、ChatGPTは回答の74%で特定のブランド名を挙げず、利用者の条件を聞き返したり、一般的な選び方を説明したりする内容が大半だった。ChatGPTの言及率は、この前提での数値となる。
還元率など重視点別に紹介、引用元は比較サイトが中心
同社が回答内容を分析したところ、AIは企業名を並べるだけでなく、利用者の重視点ごとに紹介する傾向があった。登場した切り口は、ポイント還元率が回答の40.7%、特定店舗での高還元が37%、特定サービスとの連携が29.6%だった。ポイント還元率では楽天カードや三井住友カード、特定サービスとの連携ではPayPayカードが主に紹介された。
回答の引用元は、my-best.comが13.0%で最多となり、kabutan.jpが11.6%、diamond.jp、smbc-card.com、exidea.co.jpが各5.8%で続いた。比較サイトやランキング記事が多く引用されており、同社は、こうした情報がAIの推薦に影響している可能性があるとみている。また、AIの回答は日々変動するため、今回の結果は調査期間中の傾向を示すものであり、各社のサービス品質の優劣を評価するものではないとしている。
参照:株式会社ブランディングワークス 2026/10/19リリース
