ソフトバンク、5G基地局と衛星通信地球局「システム間連携与干渉キャンセラー」の屋外実証実験に成功
2025年3月4日 22時00分更新
ソフトバンクと東京科学大学 藤井輝也研究室は、5G向けに割り当てられた3.9GHz帯の電波が衛星通信地球局の下り回線と同一周波数帯で干渉を与える問題に対応するため、「システム間連携与干渉キャンセラー」を開発し、2025年1月に屋外実証実験を実施した。総務省関東総合通信局から実験試験局の免許を取得し、東京科学大学 大岡山キャンパスでシステムの有効性を確認した。
このシステムの一部は、2021年に情報通信研究機構(NICT)の「Beyond 5G 研究開発促進事業」の委託研究課題として採択された「移動通信三次元空間セル構成」の研究成果を活用している。


今後、ソフトバンクと東京科学大学は共同で実用化に向けた研究開発を推進。東京科学大学では、異なるシステム間での周波数共用技術の研究を進め、1次利用者と2次利用者の周波数利用の課題解決を目指す。
参照元:https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2025/20250221_01