2022年日本で最もDLされたショッピングアプリは?
2023年4月17日 11時20分更新
サンフランシスコを拠点とし、データや分析環境を提供するSensor Towerは、2023年ショッピングアプリ市場に関するレポートを発表した。
2022年世界のショッピングアプリダウンロード数は59億回に達し、2021年から7.1%増加している。本レポートでは、ショッピングアプリの世界ダウンロード数の推移ならびに市場別人気ショッピングアプリおよびトップパブリッシャーの実績について詳細に分析している。
世界のショッピングアプリダウンロード数の増加が続く
2022年世界のショッピングアプリダウンロード数は、前年比7.1%増の59億回で、そのうち65%がGoogle Playを通じてダウンロードされている。世界のショッピングアプリダウンロード数は2023年も増加が続き、65億回に達することが見込まれている。
2018年から2022年にかけて、ヨーロッパ市場ではショッピングアプリダウンロード数が増加を続けており、2020年は前年比27%増の13億回に達し、2022年は14億回を突破した。インド市場では2021年にショッピングアプリダウンロード数が38%増の10億回と爆発的に増加し、2022年も35%増加して13.4億回に達している。
「Shopee」が世界のショッピングアプリダウンロード数で首位を守り、「SHEIN」が日本のショッピングアプリダウンロード数ランキングでトップに
2022年、東南アジアのショッピングアプリ「Shopee」のダウンロード数は2.5億回に迫り、「Amazon ショッピングアプリ」を再度上回って世界のショッピングアプリダウンロード数首位の座を守った。中でもインドネシア、インド、ブラジルでは最も多くダウンロードされている。
ファストファッションの分野で国際展開するショッピングアプリ「SHEIN」は、2022年に日本で最も多くダウンロードされたショッピングアプリとなり、アメリカ、東南アジア、ラテンアメリカ等多くの海外市場での実績が際立っている。
世界のショッピングアプリの広告形態は多様化し、出稿プラットフォームはYoutubeおよびAdmobが中心
2022年、YouTubeおよびAdmobが世界のショッピングアプリにとって主要な広告出稿プラットフォームとなった。iOSデバイス用ショッピングアプリ広告の32%近くがYouTubeに出稿し、Androidデバイス用ショッピングアプリ広告の40%がAdmobに出稿している。
モバイルゲームとは主流の広告形態が異なり、ショッピングアプリの広告形態は多岐にわたる。2022年、YouTubeのiOSデバイス用ショッピングアプリ広告では、ビデオ広告およびバナー広告が中心となっている。AdomobのAndroidデバイス用ショッピングアプリでは、バナー広告のSoVが41%に達している。
詳細情報はSensor Towerのウェブサイトに記載。
https://sensortower.com/ja/blog/state-of-shopping-apps-2023-report-JP