ソニー損保、2年ぶりの満足度1位 ―― 2015年度第5回JCSI調査【損害保険】

2015年12月21日 09時17分更新


 サービス産業生産性協議会は2015年度JCSI(日本版顧客満足度指数)第5回調査として家電量販店、生活用品店/ホームセンター、各種専門店、生命保険、損害保険、クレジットカードの計6業種の企業・ブランドの満足度を発表した。本稿では損害保険について取り上げる。

 損害保険業種の顧客満足1位は「ソニー損保」(自動車保険)で、顧客期待、知覚品質、推奨意向においても1位と広い範囲での評価を得た。続いて顧客満足2位は「セゾン自動車火災」(自動車保険)で、知覚価値では1位を獲得している。ロイヤルティでは「全労済」の自動車保険が1位、住宅・火災保険が2位となった。

 

 

 順位、評価の幅に含まれない調査対象として、選定条件を満たしていない「アクサダイレクト」(自動車保険)、「イーデザイン損保」(自動車保険)、「チューリッヒ」(自動車保険)、「あいおいニッセイ同和損保」(住宅・火災保険)、「東京海上日動」(住宅・火災保険)、「都道府県民共済」(住宅・火災保険)、「三井住友海上」(住宅・火災保険)の調査も行なっている。

 調査期間は2015年9月30日~11月2日まで。調査方法はインターネットモニター採用し、2段階にて回答者を抽出して各対象450~700人程度にサービスに対する具体的な評価について回答を依頼している。なお回答者の選定条件として、1年以内に利用し、かつ、利用料金を見聞きしたことが挙げられており、最終的に300人以上の回答を確保している企業・ブランドが順位・評価に含まれている。 

 JCSI(日本版顧客満足度指数:Japanese Customer Satisfaction Index)は総計12万人以上の利用者からの回答をもとに実施する日本最大級の顧客満足度調査。顧客期待、知覚品質、知覚価値、顧客満足、推奨意向、ロイヤルティの6つの指標で顧客満足度構造とポジショニングを把握することができる調査となっている。2015年度は6回に分け、約30業種、約400の企業・ブランドの調査を実施する予定。

 
  
  

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