男性スポーツジム調査、満足度トップはルネサンスとPrivate Box Fitが僅差

2026年2月6日 09時10分更新


 株式会社マシェバラトークは2026年2月5日、全国の20~49歳男性を対象に主要スポーツジムの認知度や利用率、満足度などを調べた調査結果を発表した。本調査では、認知度でRIZAPグループが展開する「chocoZAP(チョコザップ)」が8割超で首位となる一方、「信頼・信用」のイメージでは完全個室型ジム「Private Box Fit(プライベートボックスフィット)」が高い評価を得たことが明らかになった。多様な業態が並ぶなかで、大手総合型と新興ジムがそれぞれ異なる強みで選ばれている構図が浮かぶ。

認知度1位はchocoZAP、大手老舗と並ぶ存在感
認知度ではchocoZAPが86.4%でトップとなり、2位のコナミスポーツ(77.9%)、3位のゴールドジム(69.8%)を抑えた。続いてルネサンス(60.3%)、セントラルスポーツ(58.8%)が上位5位に入っている。長年展開してきた総合型ジムに対し、コンビニジムとして短期間に店舗網を拡大してきたchocoZAPが、知名度の面では既存ブランドと同等以上のポジションを確立した形だ。広告露出や駅前立地などによる接点の多さが、認知拡大を押し上げた可能性がある。

現在利用率トップはルネサンス、新興ブランドも肉薄
直近半年の「現在利用率」では、ルネサンスが18.5%で1位となった。2位はセントラルスポーツ(16.4%)、3位にchocoZAP(16.2%)、4位にPrivate Box Fit(15.0%)、5位にワールドプラスジム(14.0%)が続いた。認知度で優位なchocoZAPは利用実績でも上位に入るものの、総合型ジムが依然として利用率では強さを示している。一方で、24時間営業や個室重視といった新業態が総合型に迫っており、利用者が価格だけでなく営業時間、混雑具合、プライバシーなど複数の条件でジムを選別している傾向もうかがえる。

アクティブ率ではFIT PLACE24が首位、継続利用の高さが特徴
直近1か月以内に利用した人の割合を示す「アクティブ率」では、FIT PLACE24が6.7%でトップとなった。ルネサンス(6.1%)、chocoZAP(5.5%)、3FIT(3.9%)、エニタイムフィットネス(3.8%)がそれに続く。FIT PLACE24は筋トレ系インフルエンサーである山澤礼明氏が監修しており、YouTubeなどでトレーニング情報に触れている層が、実店舗での継続利用につなげている可能性が高い。オンライン発の影響力が、オフラインのフィットネス習慣に直接波及している点は、ジム業界全体にとっても示唆的といえる。

満足度はルネサンスとPrivate Box Fitが僅差、「質」に対する評価は全体的に高水準

利用経験者による5段階評価の「満足度」では、ルネサンスが3.79で最も高く、僅差でPrivate Box Fit(3.78)、セントラルスポーツ(3.76)、エニタイムフィットネス(3.74)、FiT24(3.70)が続いた。上位ブランドがいずれも3.7前後と競り合っているほか、調査対象となった全ブランドが3.3以上を記録しており、サービスの質そのものは業界全体として一定水準以上にあると評価されている。施設の清潔さ、マシンの充実度、スタッフ対応など複数の要素で致命的な不満が少ないことが、継続利用や口コミにつながりやすい構図と考えられる。

信頼イメージでは個室型が優位、安心感がブランド選択の鍵に
「信頼・信用」のイメージが「当てはまる」と回答した割合を見ると、Private Box Fitが68.6%でトップとなった。続いてセントラルスポーツ(63.8%)、ワールドプラスジム(62.0%)、LifeFitとコナミスポーツ(いずれも60.8%)が上位となっている。Private Box Fitは完全個室型を特徴とし、周囲の目を気にせずトレーニングできる環境や、衛生面への配慮が信頼感の形成に寄与しているとみられる。総合型大手が「歴史」や「実績」による安心感で支持を得る一方、個室型はプライバシーや安全性へのニーズを背景に、新たな信頼軸を打ち出している点が特徴的だ。

この調査はインターネットリサーチサービス「Knowns 消費者リサーチ」を用いて、2025年12月18日から2026年1月17日にかけて実施されたもので、日本全国の20~49歳男性を対象にブランドごとに276~330人の有効回答が集計されている。回答者にはランダムでジムブランドが提示され、認知、利用経験、最終利用時期、満足度、イメージなどについて質問。人口構成比に合わせたウェイトバック集計を行っているものの、一部セグメントでは回答者数が限られ、傾向を把握するための参考値という位置づけだ。

今回の結果からは、「認知度の高いブランドが入口となりつつも、実際の利用や継続、信頼イメージの獲得は別の指標で決まる」ことが見えてくる。仕事帰りに立ち寄りやすい総合型、短時間利用しやすいコンビニジム、プライバシー重視の個室型など、業態ごとの強みがユーザーのライフスタイルに応じて選ばれている構図だ。ジム側にとっては、単に会員数を増やすだけでなく、「続けやすさ」や「安心して通える環境」をどう設計し、伝えていくかが、満足度や信頼度の向上に直結していくといえる。

出典:https://machetalk.jp/media/men-sports-gym-survey/

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