第107回全国高校野球 出場選手の珍しいレア名字ランキング-リクスタ調査
2025年8月27日 11時30分更新
2025年8月に開幕した「第107回全国高校野球選手権大会」では、全国から勝ち抜いた強豪校が甲子園に集結した。選手たちのプレーも非常に注目されたが、普段あまり耳にすることのない珍しい名字を持つ選手たちについて、ルーツ製作委員会が統計データをもとに算出した「珍しいレア名字ランキング」がリクスタより発表された。
ランキング上位には、全国にわずか10人程度しかいない名字も登場した。最も珍しいとされるのは、三重県代表・津田学園の選手「惠土(えど)」で、全国順位は93,736位、人数はおよそ10人とされている。続いて、鳥取城北(鳥取)の「為壮(いそう)」も同じく全国で約10人しかおらず、希少性の高さが際立つ。

石川県の小松大谷には「銖藤(しゅとう)」、岡山学芸館には「阿慶田(あけだ)」、北北海道代表の旭川志峯には「億貞(おくさだ)」といった名字が並び、いずれも全国で20人前後しか確認されていない。甲子園という舞台で、こうした名字がスコアボードやアナウンスに登場すること自体が稀少だといえる。ランキングをさらに見ていくと、岡山学芸館の「明樂(あきら)」や東海大熊本星翔(熊本)の「数島(かずしま)」など、全国で30人程度しかいない名字も見られる。また、「小鎗(こやり)」(県岐阜商、岐阜)や「國部(くにべ)」(宮崎商、宮崎)は40人ほどの名字で、地域性を反映した希少な名字として注目されている。
興味深いのは、岡山学芸館に複数のレア名字の選手が在籍している点だ。「阿慶田」「明樂」「國近」「繁光」「永禮」といった名字がランクインしており、1校の中に珍しい名字が集中していることがわかる。岡山という土地柄や地域の歴史的背景が反映されているのかもしれない。他にも「眞喜志(まきし)」(沖縄尚学、沖縄)、「腰丸(こしまる)」(金足農業、秋田)、「萬場(まんば)」(山梨学院、山梨)など、100人前後の人数ながら全国的にはまだ珍しい名字が並ぶ。沖縄や東北など、地域独自の歴史や文化に根ざした名字が目立つ点も特徴的だ。
このランキングは単なる名字の希少性を示すだけでなく、高校野球という全国的な舞台を通じて、日本各地の名字の多様性や文化的背景を知るきっかけとなる。選手たちの活躍とともに、スコアボードに映し出される珍しい名字に注目するのも、甲子園観戦の新しい楽しみ方だといえるだろう。
参考URL:https://myoji-yurai.net/rareNameRanking.htm?rareNameKind=HSBaseball2025Summer