「コロナ禍での東京 中古マンション相場推移」騰落率&推定価格ランキング

2022年6月7日 12時00分更新


 株式会社ワンノブアカインドは、運営するマンション情報サイト「マンションレビュー」の保有データを元に、「コロナ禍」での東京都の中古マンション価格*1の変動について調査。新型コロナウイルスの影響が出る前の2019年と、感染拡大から1年経過した2021年の坪単価を元に、「騰落率」を「町名」単位で集計したランキング*2について、推定価格ランキングとあわせて発表した。

*1:株式会社ワンノブアカインドが保有する物件データから、各年度での最新の売出価格をベースとして坪単価を算出し、70㎡での価格に換算した推定価格。
*2:2019年(コロナ前)と2021年(コロナ禍)の販売履歴がそれぞれ20件以上ある666町名を対象にランキングを作成。

■東京都 コロナ禍での中古マンション価格 騰落率ランキング100 (町名・2019-2021)

1位は「渋谷区宇田川町」で+58.29%。。70㎡換算推定価格は1億3,461万9,400円で、コロナ前の2019年と比較して約5,000万円上昇。2020年竣工の「パークコート渋谷ザ タワー」が相場を大きく牽引した。
2位は「花小金井」エリアにある「小平市鈴木町」で+47.90%。上位10位までに「都心5区」の町名が6町名。うち3町名は「渋谷区」の町名となった。
100位までの町名で「都心5区」の占める割合は33%。次いで「城南」20%、「城東」14%。
ランキング対象の都内全666町名のうち、2019年と比較して価格が下落した町名は17町名。「城東」では全町名がプラスとなった。

各エリア*3での価格トップの町名は以下の通り。

各エリア別 価格トップ
都心5区渋谷区宇田川町+58.29%
(全体順位1位)
城東台東区蔵前+28.36%
(同 18位)
城西杉並区西荻南+27.42%
(同 23位)
城南品川区小山+30.43%
(同 13位)
城北文京区小石川+38.98%
(同 5位)
都下(東京23区外)小平市鈴木町+47.90%
(同 2位)

*3:エリアは以下にて区分。都心5区(千代田区・中央区・港区・新宿区・渋谷区)/城東(台東区・墨田区・江東区・葛飾区・江戸川区)
城西(中野区・杉並区・練馬区)/城南(品川区・目黒区・大田区・世田谷区)/城北(文京区・豊島区・北区・荒川区・板橋区・足立区)
都下(東京23区外)

■東京都 中古マンション推定価格ランキング100(町名・2021)

1位は「千代田区富士見」の1億5,739万2,400円。
70㎡換算の推定価格が1億円を突破したのは30町名で、すべて「都心5区」の町名だった。100位までの町名で「都心5区」の占める割合は78%となっており、都心部の価格の高さが際立った。

各地域での騰落率トップの町名は以下の通り。

各エリア別 騰落率トップ
都心5区千代田区富士見1億5,739万2,400円
(全体順位 1位)
城東台東区池之端8,607万1,000円
(同 53位)
城西杉並区浜田山6,504万7,800円
(同 170位)
城南目黒区上目黒8,788万200円
(同 49位)
城北文京区小石川8,930万6,200円
(同 46位)
都下(東京23区外)武蔵野市御殿山7,073万400円
(同 128位)

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