1万人が選んだベストビジネス書は『戦略の要諦』。
2024年7月26日 11時26分更新
この賞は、『TOPPOINT』が読者アンケートにより半年ごとの「ベストビジネス書」を決定するもので、今回で通算40回目の開催となる。2024年1月号から6月号で紹介された60冊の書籍を対象に、5月24日から6月16日までの投票期間中に1万名以上の読者が「ベスト3」を選ぶものだ。
2024年上半期「TOPPOINT大賞」ベスト10冊(一覧)
「TOPPOINT大賞」で日本の企業問題と働き方が注目される
ビジネス書情報誌「TOPPOINT」が発表した「2024年上半期TOPPOINT大賞」で、日本の企業問題と働き方に関する書籍が上位を占めた。
1位の『戦略の要諦』は、著者リチャード・P・ルメルト氏の戦略と経営論が高く評価されている。今作では課題に基づく戦略の立て方などについて解説されており、読者からの期待と関心に対しても好反応だったようだ。
2位にランクインした『漂流する日本企業』では、一橋大学名誉教授の伊丹敬之氏が、日本の長期低迷の原因を分析。失われた30年の間に、戦後の成長を支えた経営の原則を見失ったことが要因の一つだと指摘している。
また、3位の『静かな働き方 「ほどよい」仕事でじぶん時間を取り戻す』では、過度な仕事に追われる現代人が、より良い働き方を見つけるためのヒントが提示されている。
これらの結果から、経営者や管理職は、日本の企業の将来、自身のキャリア、そして若者との関係性など、多岐にわたる課題に関心を抱いていると言えるだろう。
2024年上半期「TOPPOINT大賞」のリンクはこちら
https://www.toppoint.jp/bestbook/announcement/24f