2025年最も支持された楽曲は?J-WAVE年間チャート発表

2026年1月5日 10時17分更新


 ラジオ局のJ-WAVEは2026年1月1日、2025年の年間音楽チャート「SAISON CARD TOKIO HOT 100」を公表した。同局が1988年の開局以来継続しているこの調査は、単なる放送回数の集計にとどまらず、SNSポスト数など複合的なデータを指標化しているのが特徴だ。2025年の調査対象となった1397曲の中で、サカナクションの「怪獣」が総合1位を獲得したことが分かった。

 このプログラムは、消費者の「音楽視聴体験(CX)」を多角的に捉えようとする分析手法をとっている。J-WAVE全番組のオンエア回数に加え、ビルボードJAPANの協力を得て、各音楽ストリーミングサービスの再生数、ダウンロード数、動画再生回数、さらにはCDセールスやSNS上の言及数までをポイント化している。これは、受動的な聴取だけでなく、SNSでの拡散や能動的な再生といったリスナーの熱量や楽曲への満足度を総合的に反映した、市場の顧客支持層を測る指標といえる。

【年間チャート トップ10】
1位:サカナクション「怪獣」
2位:HUNTR/X, EJAE, AUDREY NUNA, REI AMI, and KPop Demon Hunters Cast「Golden」
3位:HANA「Blue Jeans」
4位:BLACKPINK「JUMP」
5位:Mrs. GREEN APPLE「ライラック」
6位:BE:FIRST「夢中」
7位:Fujii Kaze「Hachikō」
8位:ROSE & Bruno Mars「APT.」
9位:米津玄師「IRIS OUT」
10位:Fujii Kaze「Prema」

 年間チャート1位に輝いたサカナクションの「怪獣」は、テレビアニメの主題歌として話題を集めた。同グループのボーカル、山口一郎氏は、自身の体調不良による約2年間の活動休止を経て、2025年を「“発見”の多い一年だった」と振り返る。楽曲に対する高いエンゲージメントは、アーティストの復活劇という物語性と、アニメ作品との親和性が、消費者の満足度を押し上げた結果といえそうだ。

 上位10曲の顔ぶれを見ると、2位にはアニメ映画『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』発の架空グループ「HUNTR/X(ハントリックス)」がランクインし、3位にはHANAの「Blue Jeans」が続くなど、デジタルプラットフォームや映像コンテンツと連動した楽曲が目立つ。
 今回の調査結果は、音楽のヒットが単一のメディアで作られるのではなく、複数のデジタル接点を横断する消費行動によって形成されていることを裏付けている。企業側にとっても、顧客がどのチャネルで最も高い体験価値を感じているかを見極める重要性が、改めて浮き彫りになった。

J-WAVE NEW YEAR SPECIALサイト:https://www.j-wave.co.jp/holiday/20260101/

関連カテゴリー