2015年はマイナス成長を予測――IDC Japan 国内製品別IT市場予測
2015年2月17日 10時00分更新
・2015年の国内IT市場規模全体は、14兆3,496億円、前年比成長率はマイナス1.1%と予測
・Windows XPサポート終了に伴うPCの更新需要の反動によるところが大きい
・2014年にマイナス成長となったスマートフォン市場はプラス成長に回復するものの、PC等が下落
IT専門調査会社 IDC Japanは、2014年第3四半期(7月~9月)の実績、および最新の景気動向などに基づき2014年~2018年の国内製品別IT市場予測を発表した。
2015年の国内IT市場規模は14兆3,496億円、前年比成長率はマイナス1.1%と予測。国内IT市場を構成する国内ハードウェア市場、国内ITサービス市場、国内パッケージソフトウェア市場の2015年の市場規模と前年比成長率は、それぞれ6兆4,268億円、マイナス5.3%、5兆2,718億円、1.9%、2兆6,509億円、前年比成長率3.9%と予測。国内IT市場に国内通信サービス市場を加えた国内ICT市場の2015年の市場規模は25兆186億円、前年比成長率はマイナス1.7%と予測する。
2015年は2013年、2014年の国内IT市場を大きく押し上げたWindows XPサポート終了に伴うPCの更新需要の反動により、PC市場が2桁のマイナス成長を予測する。2014年にマイナス成長となったスマートフォン市場はプラス成長に回復するものの、PC市場の大幅なマイナス成長が大きく響く結果、IT市場、ICT市場全体としてはマイナス成長となる見通し。
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