KDDIが26年3月期第2四半期の決算発表|料金改定の効果が業績につながる

2025年11月7日 13時10分更新


 KDDI株式会社は2026年11月6日、2025年3月期第2四半期の決算を発表した。売上高1兆5,268億円(前期比6.3%増、前年同期比5.6%増)、営業利益3,046億円(前期比11.8%増、前年同期比6.9%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益2,066億円(前期比20.7%増、前年同期比1.5%減)となった。

 また2026年3月期上期の連結決算では売上高2兆9,632億円(前年比3.8%増)、営業利益5,772億円(前年比0.7%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益3,777億円(前年比7.6%増)となった。連結業績では総増収増益となり、通期での業績進捗も想定通りとなっているようだ。

 モバイル事業においてはOpensignal社の「信頼性エクスペリエンス」部門で世界No.1をを獲得し、国内でも史上初の3連覇を果たし、「au 5G Fast Lane」「au Starlink Direct」「au 海外放題」など「つなぐ」「つながる」ことの価値づくりの浸透が進む。またauからUQ mobileへの乗り換えよりもUQ mobileからauへの乗り換えが9月にはプラスに転じた。これらの要因により、下期にはさらなる成長加速が見込めそうだ。

 通期での目標達成に向けて金融とDXの2つのセグメントを注力領域としており、金融では「auマネ活プラン+」と「au PAYゴールドカード」との連携を高めていく狙いだ。DX(ビジネス)セグメントでは課題となっているBPO事業、SI関連事業のターンアラウンドを完了させ、大幅な増益が期待される。

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