好きなかき氷「練乳系」「いちご」が二強
2025年8月21日 12時51分更新
LINEリサーチが全国の15~69歳を対象に実施した調査によると、好きなかき氷の味のトップは「練乳系(いちご練乳やあずき練乳など)」で3割台後半、僅差で「いちご」が2位に入った。
昔ながらの定番の味が依然として高い人気を誇り、「ケーキ系(ショートケーキ、ミルフィーユなど)」「食事系(カルボナーラ、冷やし中華など)」といった進化系と呼ばれる新しいフレーバーはまだごく少数派にとどまっている。
全体のランキングでは、「練乳系」「いちご」に続いて3位に「宇治金時」がランクインした。抹茶のほろ苦さとあずきのまろやかな甘みが調和する和風の味わいは、特に中高年層から強く支持されている。4位はフルーツやあずきがトッピングされた「白くま」、5位は鮮やかな青色の「ブルーハワイ/ハワイアンブルー」と続き、見た目の華やかさも人気の一因となっている。「かき氷は食べない/特に好きな味はない」と答えた人は全体の1割弱にとどまり、夏にはかき氷を楽しむ人が多数派であることがうかがえる。

男女差に注目すると、「いちご」「練乳系」は女性からの支持が目立った。「練乳系」は50~60代女性で高く、5割近くが好む結果となった。「いちご」は10代から50代の女性で4割台にのぼり、幅広い年代で人気の中心を占めている。
年代差では、10代で「ブルーハワイ」や炭酸系の好みが強く、特に10代男性では「コーラ」を選ぶ割合が2割と高めだった。若年層は爽やかさや刺激を重視している傾向がうかがえる。一方、50代以上は「宇治金時」や「あずき」といった和の味に支持が集まり、60代では「宇治金時」が3割台半ばから4割強に達した。「白くま」も50代以上の男女に人気で、ボリューム感や具材の多さが魅力とされている。
さらに、女性の間では「桃/ピーチ」がすべての世代で2割前後に選ばれ、特に20~30代女性でやや高い傾向を示した。フルーティーで親しみやすい味わいが評価されているようだ。一方で「ショートケーキ」や「カルボナーラ」など新しいタイプの進化系かき氷は1割未満にとどまり、まだ一般的な支持を得るには至っていない。
今回の調査からは、世代や性別によって好みは分かれるものの、昔から親しまれてきた味が根強い人気を保っていることが浮き彫りになった。厳しい暑さが続くこの夏、自分の好みに合わせた一杯を楽しむ人はますます増えそうだ。
出典:LINEリサーチ
https://research-platform.line.me/archives/4143071913.html
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