レギュラーガソリンが高い都道府県ランキング 長野県がトップ

2025年8月20日 11時45分更新


 クチコミサイト「gogo.gs」によると、2025年8月19日時点の全国平均レギュラーガソリン価格は1リットルあたり171.2円で、前週からわずかに0.1円の上昇となった。依然として高止まりの傾向が続いている中、地域ごとに見ると価格差が大きく表れている。ここでは、レギュラーガソリン価格が特に高い都道府県のランキングを紹介する。

 今回の調査で最も価格が高かったのは長野県で、1リットルあたり180.3円となった。全国平均と比較すると9円以上高い水準だ。長野県は山間部が多く、燃料の輸送コストが価格に反映されやすい地域と言えるだろう。続いて山形県177.4円、更に高知県と鳥取県がいずれも177.1円で並び、全国平均より約6円高かった。さらに島根県が176.2円、福島県が176.1円と続き、いずれも全国平均を4〜5円程度上回っている。

このように上位には中国地方や四国地方の県が多く見られる。地域特性として、都市部と比べて流通網が限定されていることや、スタンド数の減少による競争環境の違いが要因のひとつと考えられる。特に山間部や地方都市では、物流効率の悪化や需要と供給のバランスが価格に直結する傾向があるようだ。

 一方で、全国的な傾向を見ると、ガソリン価格は原油価格や為替の動向、そして政府の補助金政策などに左右される。今回のランキング上位県の価格差も、こうした外部要因と地域特有の事情が重なった結果といえるだろう。

ガソリン価格の変動は、日常生活に直結する大きな関心事だ。特に車での移動が欠かせない地域においては、わずか数円の違いが家計への影響を強める。利用者にとっては、価格が比較的安いスタンドを探したり、燃費を意識した運転を心掛けることが負担軽減につながるだろう。

「gogo.gs」では、都道府県ごとの平均価格だけでなく、ユーザーによる投稿をもとにしたスタンド別の価格情報も公開されている。ハイオク、軽油、灯油といった燃料種別の最新情報も確認できるため、日々の給油時に役立つ情報源といえる。

 今後も燃料価格は、世界情勢やエネルギー政策の影響を受けて変動が続く可能性が高い。利用者にとっては、こまめに最新の価格情報を確認し、生活への影響を最小限に抑える工夫が求められるだろう。

参照URL:https://gogo.gs/ranking/average/

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