2018年ショッピングセンターの満足度1位は「阪急西宮ガーデンズ」!矢野経済研究所「主要ショッピングセンターにおける消費者利用満足度調査」
2019年1月11日 11時25分更新
矢野経済研究所は、全国の主要ショッピングセンター(SC)を調査し、全国主要SC50施設における消費者利用満足度調査の分析結果を公表した。
同調査では、売上高、面積、話題性から任意に抽出した全国主要ショッピングセンター(SC)50施設(郊外・準郊外型26施設/駅・都心部立地24施設)について、SCを月1回以上利用している全国在住の20代から50代女性4,901名にアンケート調査を実施。利用した際の評価項目(5段階評価)と重視・期待する項目(3段階評価)から現在の満足度を指数(得点)化し、それを総合満足度として高い順にランキングした結果となっている。
■2018年主要ショッピングセンター(SC)消費者利用満足度調査総合ランキング
調査の結果、総合満足度ランキングのトップは「阪急西宮ガーデンズ」となった。阪急西宮ガーデンズは、前回調査時(2016年)もトップであったことから、依然として高い満足度を得ていることとなる。
次いで2位は「三井ショッピングパーク ららぽーとEXPOCITY」、3位は「玉川髙島屋S.C」、4位は「ルクア1100(イーレ)」、5位は「天王寺ミオ」という結果となった。
矢野経済研究所は、総合満足度ランキング上位のSCについて、「施設面積の広さと立地に恵まれているという点が特徴である」と分析している。過去に行った同様の調査結果から、優位性のあるSCは、公共交通機関を利用してアクセスできる駅の近くや利便性の高い立地にあり、さらに広大な施設面積(平均的施設として店舗数約280店舗、店舗面積合計約50,000㎡)を有するなどの特徴があるという。
1位を獲得した阪急西宮ガーデンズは、店舗数256店舗、店舗面積46,000㎡(いずれも2017年度公表値)を有する西日本最大級の規模を誇るSCであり、また利便性の高い立地にある。そのような特徴からも、利用者のSCに対する期待に最も応えているといえるだろう。