カフェ満足度1位はコメダ珈琲店。ついでから目当ての場所へシフトか
2026年3月25日 10時00分更新

GMOリサーチ&AI株式会社は2026年3月18日、同社運営の「GMO顧客満足度ランキング」におけるカフェチェーン店カテゴリの調査結果を公開した。全国32チェーンを対象に5,009名の実利用者(過去1ヶ月以内に店内飲食した人)を調査した結果、総合ランキングではコメダ珈琲店が1位となった。
コメダがフード・接客・雰囲気の三点で高評価、スタバは項目別3冠

項目別ランキングで、コメダ珈琲店は「フード(メニューの充実度や味など)」において76.20点を記録し、2位以下を大きく引き離して首位を獲得した。「スタッフの対応」「店舗の雰囲気・清潔さ」でもそれぞれ3位に入っており、複数の評価軸で安定した水準を維持している。総合スコアでは2位との差は0.25ポイントにとどまるが、フード1項目における優位が全体順位を引き上げた形だ。
利用者からは「ボリュームもあって満足感が高い」「リラックスして落ち着いて過ごせる」「どの店舗に行ってもスタッフさんが親切なので嫌な思いをしたことがない」といった声が寄せられており、食事体験・空間・接客の三点が複合的に評価を押し上げている。
総合2位のスターバックスコーヒーは、「ドリンク」「スタッフの対応」「店舗の雰囲気・清潔さ」の3項目で首位を獲得し、項目別では最多3冠を達成した。季節・限定メニューの充実と、おしゃれな店舗空間のデザイン性が評価の軸となっている。
3位のタリーズコーヒーは、項目別では「アクセスの良さ」が1位で利便性で支持を集めており、美味しいコーヒーを手軽に味わえる点や、静かで落ち着いた環境を評価する声が多かった。
利便性重視の市場でフード体験が差別化の鍵に
利用実態データによると、カフェ選びで最も重視されるのは「アクセスの良さ」(男性7.8点、女性8.0点)と「店舗の雰囲気・清潔さ」(男性7.6点、女性7.9点)で、利便性と空間の快適さが選択基準の中心を占める。男女差では「フード」と「ドリンク」への重視度で女性が男性を上回る傾向が見られた。一方、「コストパフォーマンス」については男女ともほぼ同等の重視度(男性7.3点、女性7.4点)を示している。
利便性が選択基準の中心を占めるカフェ市場で、アクセスの良さとコストパフォーマンスで3位圏外であるコメダ珈琲が総合首位を獲得しており、「ついでに寄る」から「目当てで行く」へと来店動機が変化しつつある現状を映しているといえるだろう。フードの満足度がリピートや口コミにつながる構図は、カフェ各社がフードメニューの質と独自性をあらためて見直す契機となるかもしれない。





