2020年下半期のベストビジネス書が決定ー第33回トップポイント大賞

2021年1月25日 10時54分更新


 新刊ビジネス書情報誌『TOPPOINT(トップポイント)』は、1万名以上の定期購読者を対象とした定例の読者アンケートを行い、2020年下半期「トップポイント大賞」(第33回)を決定した。

■2020年下半期「トップポイント大賞」ベスト10冊(一覧)
【大賞】『ブルシット・ジョブ』 デヴィッド・グレーバー 著/岩波書店
 2位 『共感経営』 野中郁次郎/勝見 明 著/日経BP・日本経済新聞出版本部
 3位 『仕事の哲学』 酒巻 久 著/PHP研究所
 4位 『直感で発想 論理で検証 哲学で跳躍』 伊丹敬之 著/東洋経済新報社
 5位 『プロフェッショナル経営参謀』 杉田浩章 著/日経BP・日本経済新聞出版本部
 6位 『スタンフォード式 人生を変える運動の科学』 ケリー・マクゴニガル 著/大和書房
 7位 『いかなる時代環境でも利益を出す仕組み』 大山健太郎 著/日経BP
 8位 『NINE LIES ABOUT WORK 仕事に関する9つの嘘』 マーカス・バッキンガム/アシュリー・グッドール 著/サンマーク出版
 9位 『LIFESPAN』 デビッド・A・シンクレア/マシュー・D・ラプラント 著/東洋経済新報社
10位 『ワークマンは商品を変えずに売り方を変えただけでなぜ2倍売れたのか』 酒井大輔 著/日経BP

 大賞に輝いたのは、『ブルシット・ジョブ』(デヴィッド・グレーバー 著/岩波書店)。世の中にはびこる“クソどうでもいい仕事”(ブルシット・ジョブ)の実態を明らかにし、世界的に話題となった書。

■大賞受賞書籍『ブルシット・ジョブ』について
 欧米では、過去数十年で労働生産性が大きく上昇した。にもかかわらず、労働時間は減らず、報酬も平行線をたどっている。著者は、その原因は管理部門や金融部門などの「完璧に無意味で、不必要」な「ブルシット・ジョブ」の増加にあると指摘。真に価値のある仕事とは何かを問い直す。

関連カテゴリー