「コスモス薬品」が 6 年連続の顧客満足1位―2016年度JCSI第6回調査【ドラッグストア】

2017年3月1日 13時44分更新


 サービス産業生産性協議会は、2016年度「JCSI(日本版顧客満足度指数:Japanese Customer Satisfaction Index)」第6回調査として、5業種(家電量販店、ドラッグストア、サービスステーション、近郊鉄道、フィットネスクラブ)における、のべ60企業もしくはブランド(以下企業・ブランド)、および特別調査として電力小売業種のべ7企業・ブランドの満足度を発表した。
 
 本稿では、上記の中から「ドラッグストア」について取り上げる。
 
 ドラッグストアは「コスモス薬品(ディスカウントドラッグコスモス)」が6年連続の顧客満足1位を獲得。顧客期待・知覚品質・知覚価値・ロイヤルティでも1位となった。また、顧客満足2位は「CREATE」、顧客満足3位は「サンドラッグ」が続いた。
 
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 今年度は前年度に比べ、業種のスコア幅が小さくなった。今年度の上位企業も狭い範囲内で競っている。
 
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■評価の幅に含まれる調査・指数化対象:]計10企業・ブランド
welcia(ウエルシア薬局)、カワチ薬品(カワチ)、CREATE(クリエイトエス・ディー)、ココカラファイン、コスモス薬品(ディスカウントドラッグコスモス)、サンドラッグ、スギ薬局、SEIMS(ドラッグセイムス)、ツルハドラッグ、マツモトキヨシ
※順位、評価の幅に含まれない参考としての調査対象:計2企業・ブランド
サツドラ、ダイコクドラッグ
 
■調査概要
・調査期間: 2016年11月30日~12月26日
・調査方法:インターネット・モニターを用いた調査 (2段階にて回答を依頼)
(1)1次回答: 調査会社のモニターを用いて、性別、年代別、地域別の人口構成に配慮した形で利用経験の有無についての回答を依頼し、今回は約18万人より回答を得る。
(2)2次回答:上記の1次回答が、選定条件に当てはまる方から無作為に抽出し、サービスに対する具体的な評価について、各対象450~630人程度に回答を依頼。回答依頼は1人につき1企業・ブランドのみとし、順位・評価に含まれる企業・ブランドは最終的に300人以上の回答を確保。
・回答者数: 18,024人(順位に含む57企業・ブランドの回答者のみ。ただし、特別調査も含む。)
・質問数:約110問
・指数化の方法: 顧客満足をはじめとした6つの指数は、それぞれ7または10点満点の複数の設問で構成され、その回答から100点満点になるように算出。複数の設問を「すべてを満点とした」場合は100点、「すべてを最低点とした」場合は0点となる。
 
 
 JCSI(日本版顧客満足度指数:Japanese Customer Satisfaction Index)は総計12万人以上の利用者からの回答をもとに実施する日本最大級の顧客満足度調査。顧客期待、知覚品質、知覚価値、顧客満足、推奨意向、ロイヤルティの6つの指標で顧客満足度構造とポジショニングを把握することができる調査となっている。
 
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