2022年卒学生対象「就職人気企業ランキング」を発表!ー学情
2020年12月21日 11時11分更新
学情は2022年卒学生対象「就職人気企業ランキング」を発表した。2022年3月卒業予定の大学3年生、大学院1年生7,675名から回答を得ている。新型コロナウイルスの感染拡大により、人気業界に「大変動」が起きている。学生から人気の高い業界である「食品メーカー」「航空・旅行」では、明暗が分かれた。「巣ごもり消費」を牽引する「食品メーカー」の人気は堅調な一方、2021年卒採用の中止が目立った「航空・旅行」は軒並み順位を下げている。
【TOPICS】
(1)トップは3年連続、伊藤忠商事
(2)2位の味の素、3位のアサヒ飲料など、「巣ごもり消費」を牽引する「食品メーカー」が人気
(3)ステイホームで「出版」「ゲーム」業界がランクアップ。
「鬼滅の刃」を手掛ける集英社、「あつまれ どうぶつの森」がブレイクした任天堂などの順位が上昇
(4)航空・旅行は軒並み順位を下げる
(1)トップは3年連続、伊藤忠商事
総合ランキングのトップは3年連続で伊藤忠商事がランクイン。新型コロナウイルス感染拡大の影響はあらゆる業界に波及。総合商社においては特に資源・エネルギー分野での減収が目立つ中、非資源分野にも強く、2020年4~9月期の純利益が他の総合商社を上回った伊藤忠商事が、就職人気企業ランキングでも1位の座をキープした。
(2)2位の味の素、3位のアサヒ飲料など、「巣ごもり消費」を牽引する「食品メーカー」が人気
食品メーカーは高い人気を維持。2位の味の素、3位のアサヒ飲料をはじめ、トップ50内に13社が入った。10位には食品スーパーが好調だったイオングループが昨年から順位を60以上上げて、ランクイン。コロナ禍での「巣ごもり消費」を牽引した業界に、学生の人気・支持が集まっていることが分かる。
(3)ステイホームで「出版」「ゲーム」業界がランクアップ。
「鬼滅の刃」を手掛ける集英社、「あつまれ どうぶつの森」がブレイクした任天堂などの順位が上昇
ランクアップが目立つのは出版業界。4位には講談社、11位には大ブームとなった「鬼滅の刃」を手掛ける集英社、16位にはKADOKAWAがランクイン。他の出版社も含めいずれも順位を伸ばした。
「あつまれ どうぶつの森」が大ヒットした任天堂は6位に。ステイホームの中、様々な媒体を通して家庭でも楽しめるコンテンツを提供する企業も人気を集めた。
(4)航空・旅行は軒並み順位を下げる
2021年卒採用を中止したANA(全日本空輸)、JAL(日本航空)、エイチ・アイ・エス(HIS)など航空、旅行業界は軒並み順位を下げた。順位を下げてはいるものの、100以内にランクインはしており、「採用再開」を願う学生の想いが現れる結果となった。旅行最大手のJTBグループはトップ10に留まったが、11月下旬には2022年卒採用を「見合わせる」と発表しています。2021年卒学生と同様、志望先の見直しを迫られる学生が多くなると推察される。
■調査概要
調査対象:2022年3月卒業予定の全国大学3年生、大学院1年生
調査方法:(1)あさがくナビ登録学生へE-MAILにて告知。Web上の入力フォームによる回収。
(2)弊社主催のイベント来場学生へのWeb入力フォームによるアンケート調査及び回収。
調査期間:2020年6月1日(月)~2020年12月6日(日)
回答方法:選択式(最大5社)
有効回答:7,675名
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