ふるさと納税で「2020年に選ばれた」返礼品のカテゴリランキングを発表

2021年1月27日 11時19分更新


 「ふるさと納税ガイド」は、2020年のふるさと納税で人気だった返礼品の傾向を知るため、ふるさと納税の寄付が最も集中する10月~12月に「ふるさと納税ガイド」を経由して寄付が行われた返礼品をカテゴリ別に集計し、そのランキングを発表した。

■結果の概要
 お家時間が増えた影響を受け、自宅で手軽に消費できるハンバーグや冷凍餃子などの「惣菜・加工食品」カテゴリーや、トイレットペーパーなど「日用品」のシェアが昨年に比べて大きく上がった。
 一方で、大きくシェアを落としたのが「旅行券・ギフト券」の返礼品だった。

■調査結果詳細:ふるさと納税 カテゴリ別寄付件数ランキング

 2020年ふるさと納税のカテゴリ別の寄付件数を集計すると上図の通り、第1位から第3位には毎年人気で地域ごとの特色も出やすい肉、海産物、果物がそれぞれランクインした。

■昨年度比較:ステイホーム・リモートワークの強い影響を感じる結果に
 ふるさと納税ガイドでは、昨年も2019年10月-12月調査の結果を発表している。昨年と比較すると、ステイホームの影響を強く受けていることが如実に現れる結果となった。

 2019年と比較して大きく順位を伸ばしたのが「惣菜・加工食品」。順位は10位から4位に、全体に占める割合は前年の約5.8倍(2.1%→12.2%)と大幅な増加となった。
ステイホームやリモートワークが加速した結果、自宅で気軽に食べられる、調理済の「ハンバーグ」や「うなぎ」、「餃子」などが特に人気だった。
 また、ティッシュやトイレットペーパーなどの「日用品」もシェア率を前年の約1.6倍(5.43%→8.88%)に伸ばした。
 逆に、順位を大きく落としたのが「旅行券・ギフト券」。順位は5位から9位に、全体に占める割合は7.39%→2.35%と大幅に減少した。
 不要不急の外出や県をまたいだ移動が制限される期間があった中で旅行券の人気が激減したことは、2020年の社会情勢を象徴するような結果となった。

■集計データ概要:ふるさと納税で申し込んだ返礼品のカテゴリ
データ集計期間:2020年10月1日-2020年12月31日
集計データ:「ふるさと納税ガイド」を経由して発生した外部システムの成果データ
対象:2020年10月~12月にふるさと納税ガイドを経由し各ふるさと納税サイトで寄付の寄付完了が外部システムで確認されたもののうち、選んだ返礼品に関する信頼性の高いサンプルのみを抽出して作成(調査サンプル:10万件以上)

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