地域ブランド調査2026、魅力度1位は北海道と札幌市

2026年10月6日 09時00分更新


 ブランド総合研究所は10月3日、第21回『地域ブランド調査2026』の結果を発表した。魅力度は都道府県で北海道が18年連続の1位となり、市区町村では札幌市が3年ぶり10回目の1位を獲得した。市区町村では上位3位を北海道の市が占め、魅力度の平均点は都道府県、市区町村ともに過去最高となった。

調査は同社が2006年から毎年実施しているもので、今回は全国1,000の市区町村と47都道府県を対象に、認知度や魅力度、イメージなど全91項目を数値化。インターネット調査で6月23日から7月17日に回答を集め、20代から70代の消費者31,666人の有効回答を人口構成にあわせて集計したものだ。

都道府県と市区町村の魅力度ランキング

 都道府県の魅力度は、北海道が68.0点、京都府が53.5点、沖縄県が49.1点で、上位3位は前年と同じ顔ぶれだった。東京都は5位から4位に上昇し、前年に初の4位となった神奈川県は5位となった。関西万博が開催された大阪府は8位から6位に上がり、40.9点と前年から5.3点伸びた。この伸びは47都道府県で最も大きい。同社は、梅田周辺で大型商業施設が相次いで開業したことなどが背景にあるとしている。長崎県も、音楽フェスなど大型イベントの開催で「地域固有の祭りやイベント」の認知度が伸び、36.4点と調査開始以来の最高点を記録した。47都道府県の平均は28.5点で、魅力度が前年より上昇したのは28県だった。

市区町村では、札幌市が52.6点、函館市が52.1点、小樽市が47.9点だった。小樽市は初めて3位に入った。4位は京都市、5位は横浜市となった。1,000市区町村の平均は11.8点で、6割を超える634市区町村が前年より上昇し、うち406市区町村は過去最高点だった

観光意欲度の上昇と重なった新潟・高知・宮城の魅力度

 魅力度が11位以下から大きく順位を上げたのは、新潟県、宮崎県、高知県の3県だった。新潟県は観光意欲度も32位から22位に上昇。2024年に世界文化遺産に登録された「佐渡島の金山」が大きな注目を集めており、同社は、2026年に入ってからも前年を上回るペースで観光客が急増していると説明している。

高知県は観光意欲度の伸びが全国で最も大きい。朝の連続テレビ小説「あんぱん」の舞台となり、土佐弁が話題になったほか、香美市立やなせたかし記念館には長い行列ができたという。
11位の宮城県も観光意欲度が全国15位に上がった。「仙台七夕まつり」が「戦後復活80回」を迎えることで注目を集めたことも、要因の一つとされる。同社は、順位が急上昇した都道府県の共通点の一つに、観光意欲度の上昇を挙げている。

 一方、調査では、食品想起率と食品以外の産品想起率が、都道府県、市区町村ともに前年より低下した。同社は、ご当地グルメや地域産品に力を入れてきた地域の取り組みが、踊り場に差し掛かっている可能性を指摘している。

参照:株式会社ブランド総合研究所 2026/10/03リリース

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