最も資産性が高い路線、ランキング第1位は「京浜東北線」!JR線10路線調査  

2017年4月18日 09時51分更新


 マンション相場情報サイトを運営するマンションマーケットは、運営サイト「マンションマーケット」のデータ用いて、JR線10路線の各駅徒歩10分圏内にある2007年築マンションの平均㎡単価を算出。2007年当時の価格と2017年現在の価格を比較し、資産性が高い沿線を調査し、その結果をランキングで発表した。
 
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 今回調査した10路線中8路線は、2007年に比べ2017年の㎡単価はマイナスとなったが、「京浜東北線」「埼京線」の2路線においては、2007年よりも2017年の㎡単の方が上昇している。第1位「京浜東北線」はプラス9.6%で、第2位の「埼京線」3.8%と比較しても大きく差をつける結果となった。
 
 また、同ランキングでは平均㎡単価がマイナスになった8路線において、マンション別の㎡単価を確認すると、京葉線を除く7路線すべての沿線に、2007年より2017年に価格が上昇しているマンションがあることがわかった。築10年でも価格が上昇するマンションは少なくないようである。
 
 京浜東北線で最も価格上昇率が大きかったマンションは、田町駅の「キャピタルマークタワー」で、2007年と比較して2017年の価格は49.8%増となった。同ランキングでは最下位だった総武線快速においても、馬喰町駅の「アスコットパーク日本橋コモド」で42.1%増と、価格上昇したマンションについては同ランキングに関わらず高い上率となっている。たとえ同じ築年、同じ沿線でも、価格の増減率はマンション個別の要因によっても大きく異なると思われる。
 
 ここ数年は、都心部を中心に地価が上昇し、中古マンションの価格が分譲時を上回るエリアも少なくない。マンション選びの際は、沿線や駅だけではなく、様々な視点を持つことを心がけたい。
 
 
■調査概要
・徒歩1分=80mとして算出。
・対象マンションは「マンションマーケット」に掲載されている中古分譲マンション。
・調調査対象の沿線は東京23区内に駅が存在するJR沿線、かつ駅数が多い10沿線「山手線」「京浜東北線」「中央本線」「常磐線」「埼京線」「総武線」「常磐・成田線」「京葉線」「総武線快速」「東北線」。
・対象マンションは、駅徒歩10分(800m)圏内に存在する2007年築マンション。
・データは2017年4月4日時点のもの。
 
 
 

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