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１.利用経験のあるホームルーターサービスはどちらですか？

・ソフトバンク 　33.3％
・ドコモ 　　　　29.7％
・WiMAX（au） 27.1％
・楽天 　　　　　 9.9％

今回の調査では一番利用した方が多かったホームルーターサービスは、ソフトバンクの33.3％という結果となった。
ただし、ソフトバンクと並び、3大キャリアと呼ばれる、ドコモやau（WiMAX）もほぼ同様の3割程度の利用者がおり、3大キャリアの利用率は拮抗しているといえるだろう。

2.利用経験のあるホームルーター端末を教えてください。

１位：HR01（ドコモ） 　20.7％
２位：Airターミナル5（ソフトバンク）　20.7％
３位：Airターミナル4（ソフトバンク）　12.7％

利用経験のある端末で一番多かったのはドコモのHR01とソフトバンクAirターミナル5でそれぞれ20.7％だった。続いてAirターミナル4が続く。
共通点として、上位3機種は2021年以前販売の端末だ。またWiMAXも2021年ほぼ同時期発売のL11とL12の利用者が多くなっている。
2023年発売の最新機種、HR02 やL13、楽天ターボは、すべて合わせて利用率21％程度だった。
ホームルーター端末は、3年利用で実質無料となるようなキャンペーンを実施していることなどから、3年以上継続する利用者が多いと推測される。
その他の内訳についても、すべてWiMAXの旧端末だったので、ここからも一つの端末を長く使う傾向が高いことがわかる。

3.ホームルーターは何人で利用していますか？

1人：22.3％
2人：41.1％
3人：19.6％
4人以上：17％

ホームルーターの利用者は2人が最も多く、41.1％を占めた。
日本の世帯の平均人数が2.2人程度だから、世帯でホームルーターを使う率が高くなるのは明らかだ。
ただ、2位は1人での利用となっており、1人暮らしでも、モバイルルーターだけでなくホームルーターを選ぶ人が多いことがこの結果からわかる。

4.ホームルーターを選択した理由を教えてください。（複数回答）

・工事不要で設置が簡単　48.9％
・スマホ割などのセット割が利用できる　16.1％
・無制限利用可能　13.8％
・光回線並みの速度　8.6％
・キャンペーンなどがお得　8.6％
・接続台数が多い　4％

ホームルーターを選んだ理由で最も多かったのは、工事不要で設置が簡単という理由で、48.9％およそ半数の人がこの理由を選択している。
コンセントに挿すだけでWi-Fi環境が手に入り、モバイルルーターよりも通信の性能が良い（無制限利用や速度接続台数など）という理由（合計26.4％）から、手軽に性能のよいWiFi環境を作るのにホームルーターが選ばれているということがわかる。

5.ホームルーターの通信面での満足度をお聞かせください。

・とても満足　20.7％
・満足　43.2％
・どちらでもない　16.2％
・不満　16.2％
・とても不満　3.7％

ホームルーターの通信面での満足度では、「満足」と回答した人が最も多く、全体の43.2%だった。とても満足と回答した人を含めると、全体で約64%の人が通信面で問題なく満足していることがわかる。
ただし、通信性能に不満を持つ人も2割程度いる。光回線に比べて上り速度やPing値などで限界があるため、使用用途によっては満足できない可能性もある。
自宅でのインターネットの使用用途に応じて、光回線またはホームルーターのどちらが適しているかをしっかりと見極める必要があるだろう。

6.ホームルーターの料金面での満足度をお聞かせください。

・とても満足　18.9％
・満足　30.6％
・どちらでもない　34.3％
・不満　9.9％
・とても不満　6.3％

ホームルーターの料金に関する満足度について、「どちらでもない」と答えた人が34.2％だった。ホームルーターの月額利用料金はだいたい5,000円くらいで、光回線のマンションタイプなどに比べると高い場合がある。それでも、「満足」と「とても満足」を合わせると、だいたい半数の人が満足していることになる。スマホ割りやキャッシュバックキャンペーンなどを利用して、お得に使っている人も多いと思われる。

7.今後他のWiFiに乗り換えたいですか？

・光回線に乗り換えたい　36.9％
・他社ホームルーターに乗り換えたい 　 7.3％
・ポケット型WiFiに乗り換えたい　7.2％
・当分乗り換える気はない　48.6％

他のWiFiに乗り換えたいかどうかの質問では、当分乗り換える気はないという回答が最も多くおよそ半数48.6％だった。
次に多かったのが光回線へ乗り換えたいで36.9％となっている。
ホームルーターとしての利便性を考慮すると、通信面料金面で満足なので、このまま使いたいという方が多いのはもちろんだが、条件がそろえば光回線に乗り換えたいと考える人も多いということがわかった。