ソフトバンク、2022年3月期第2四半期 決算発表

2021年11月5日 13時35分更新

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 ソフトバンク<9434>は4日、2022年3月期第2四半期 決算を発表した。

■全社業績


 売上高は2兆7,242億円(前年同期比12%増)。全セグメントで増収となった。営業利益は5,708億円(同3%減)。法人事業は5%の増益、ヤフー・LINE事業が順調に増益した一方で、通信料値下げの影響によるコンシューマ事業の10%減益。親会社の所有者に帰属する純利益は3,073億円(同2%減)。

通期業績予想に対する第2四半期の進捗率は、売上高50%、営業利益59%、親会社の所有者に帰属する純利益61%と順調。期初の計画通り、年間で過去最高益を見込む。セグメント別に関しても、全セグメントにおいて50%以上と順調であり、やりきれるだろうと話した。

■セグメント別業績

1.コンシューマ事業
 売上高は、前年同期比6%増収(同10%減)。携帯端末の販売回復により売上が増加するも、通信料値下げなどが利益に影響した。スマートフォン累計契約数は2,650万(前年同期末比6%の増)で、ワイモバイルが堅調だった。5G対応プランの累計契約数が、全モバイルブランドの合計で1,000万件を突破。1/3以上はこのプランに入るまで積み上がったと話した。

2.法人事業
 売上高は、前年同期比5%増収(同15%増)。モバイルが前年同月比で6%増収。半導体の影響を受け始めており、iPadが手に入りづらい状況にあると話した。ソリューション等が同10%増収と昨年に引き続き順調。ソリューション等売上の内訳で7割以上を占める“継続収入”は、前年同期比21%の増加。安定的な業績拡大に貢献しているとのこと。

3.ヤフー・LINE事業
 売上高は、前年同期比35%増収(同18%増)。2021年3月のZホールディングスとLINEの経営統合などにより、売上高に加えてメディア領域が好調。営業利益は18%増益。物販eコマース取扱高は前年同期比10%の増収。

4.PayPay
 累計登録ユーザー数は4300万人超。当第2四半期累計の決済回数は16.6億回(前年同期比81%増)。決済回数は「スーパーアプリ」になっていくための最重要KPIであり、今後まだまだ成長できるアプリとして指数にしていると話した。決済取扱高(GMV)は2.4兆円で、前年同期比68%増。
決済手数料の有料化による業績影響は軽微。これに伴い解約を行った加盟店の決済取扱高は、合計約4億円/月※1と全体の0.1%程度に留まった。
店舗のDXをサポートする加盟店向けの有料サービス「PayPayマイストア」は順調な立ち上がりで、8~10月の2カ月ほどで12倍ほどに成長した。

※1 2021年10月までに決済手数料の有料化により解約を行った加盟店の2021年7月-9月の月平均決済取扱高の合計。

5.Beyond Carrier×Beyond Japan ─企業価値の拡大へ─
 CDP(カスタマーデータプラットフォーム)市場で日本シェア9割以上を占める、米国のトレジャーデータ社に2億2,250万米ドルを出資。Yahoo! JAPAN・LINEなど国内最大級のBtoCプラットフォームを持つソフトバンクグループとの協業により、特に今後高い成長が見込まれるアジア・太平洋市場でビジネス拡大を目指すとした。
 東南アジア最大級の通信グループである、アシアタ社と業務提携を発表。東南アジア地域でのDXビジネス拡大に向け、デジタルマーケティングや決済、データなどの分野で協業を図る。アシアタの子会社でデータやAIを扱うADAは急成長を始めており、順調にアジアでビジネスを拡大している。
 ソフトバンクの関連会社である、米国TBCASoft社の国際QR決済ネットワークが拡大へ。韓国、台湾、タイ、マレーシアのQR決済事業者が、同ネットワークへの参加に向けて協議中※2。
※2 マレーシアのQR決済事業者である「Boost」は、当該国際QR決済ネットワークにおいて2022年に商用サービスを開始するべく協議中。また、台湾およびタイでQR決済事業を営む「LINE Pay」および韓国でQR決済事業を営む「Naver Pay」は現在、同ネットワークへの参加に向けて協議中。

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