マイボイスコム株式会社が2025年4月に実施した「コーヒーチェーン店の利用」に関するインターネット調査によると、現在コーヒーチェーン店を利用している人は約55%で、2021年以降増加傾向にある。利用頻度のボリュームゾーンは「月に1回以下」(37.8%)で、こちらも増加している点が特徴的だ。
直近1年間で利用されたチェーン店としては、「スターバックスコーヒー」が58.9%と圧倒的な人気を誇り、次いで「コメダ珈琲店」「ドトールコーヒーショップ」が各4割強、「タリーズコーヒー」が28.0%となっている。地域別では、中部地方で「コメダ珈琲店」が1位、関東では「エクセルシオールカフェ」「カフェ・ベローチェ」「タリーズコーヒー」の利用率がやや高い傾向が見られる。
利用場面については、「休憩したいとき」が43.2%と最も多く、「おやつ・間食」(32.8%)、「友人や仲間とのおしゃべり」(26.8%)、「昼食」(20.4%)が続く。特に「おやつ・間食」や「贅沢をしたいとき」は女性若年層で高く、「ドリンクのテイクアウト」は女性30代で高い比率となったようだ。
利用時間帯では「午後(14時~16時台)」が61.7%と最も多く、「昼(11時~13時台)」が31.1%を占める。10~30代では「夕方」「夜」の利用も目立ち、コメダ珈琲店主利用者や毎日利用する人では「朝」の比率が高い。
最も利用したいコーヒーチェーン店は「スターバックスコーヒー」(29.5%)がトップで、若年層や女性10~30代の支持が特に高い。中部地方では「コメダ珈琲店」が1位となっている。主に利用しているチェーン店を「最も利用したい」と答えた人の比率は「コメダ珈琲店」「スターバックスコーヒー」で各70%台と非常に高い。

利用者からは「スターバックスは季節ごとの限定品やカスタマイズの自由度、接客の良さ」、「コメダ珈琲店はモーニングやデザートの充実、店内の居心地の良さ」、「ドトールコーヒーは価格の良心的さや一人用席の充実」など、各チェーンごとの満足ポイントが挙げられている。
調査詳細は以下のURLを参照。
https://myel.myvoice.jp/products/detail/32106