ヨーグルト人気商品ランキング
2022年9月30日 15時01分更新
- 調査結果概要
・【男女総合・購買ランキングTOP3】明治「ブルガリア」、明治「R-1」、雪印メグミルク「恵」
・高タンパク系ヨーグルトはブランドの特徴によって購入する性年齢が異なる?
・ロングセラーの北海道乳業「フルーツサラダヨーグルト」はシニア層に人気?
・機能性ヨーグルトは年齢とともにランキングが上がる?
- 【男女総合・購買ランキング】ヨーグルトの総合ランキング(TOP30)
「ヨーグルト」カテゴリーにおける男女総合の購買ランキング、1位は明治「ブルガリア」ヨーグルトだ。ヨーグルトといえば1番に思い浮かぶ人も多いだろう。2位は、同じく明治から免疫力を高めるといわれる乳酸菌を含むドリンクタイプも人気の「R-1」、3位はトクホ商品(特定保健用食品)も出ている雪印メグミルク「恵」がランクインした。年齢や性別によって購入する商品がどのように変化するのか、ブランドごとに1歳刻みのランキングを読み解く。
- 高タンパク系ヨーグルトはブランドの特徴によって購入する性年齢が異なる?
※グラフの縦軸は人気ランキング、横軸は年齢のグラフ
身体作りを行っている方や健康志向の方に好まれている、タンパク質を含むヨーグルトについて、年齢による人気傾向を比較した。総合ランキング7位のダノンジャパン「ダノンオイコス」は16~30歳の3位から69歳の21位まで、明治「ザバス MILK PROTEIN」は27~32歳の12位から64歳の27位まで、年齢とともにランキングが下がっている。一方、森永乳業「パルテノ」は28歳~41歳がピークで9位となり、主に30代に人気であることが分かる。
さらに性別によるランキング推移をみると、ダノンジャパン「ダノンオイコス」は男女による人気の差はあまりみられないが、森永乳業「パルテノ」と明治「ザバス MILK PROTEIN」は男女で人気の差が大きいことが分かった。森永乳業「パルテノ」の男性ランキング14位、女性ランキング10位と、女性人気の方が若干高く、明治「ザバス MILK PROTEIN」は女性ランキング24位、男性ランキング12位と、男性人気の方が高いようだ。
女性人気の高かった森永乳業「パルテノ」はホームページで女性がランニングしている姿を取り上げており、明治「ザバス MILK PROTEIN」は、CMに男性がトレーニングしている姿が起用されていることから、同じ高タンパク系ヨーグルトでも、ブランドイメージによって購入する年齢や性別が異なるのかもしれない。
- ロングセラーの北海道乳業「フルーツサラダヨーグルト」はシニア層に人気?
次に、フルーツ入りのヨーグルトについて人気傾向を比較した。総合ランキング20位の森永乳業「ざく盛りフルーツヨーグルト」と、21位のオハヨー「ぜいたく果実」は、年齢とともに若干ランキングが下降し、17位の北海道乳業「フルーツサラダヨーグルト」は、40代から60代にかけて年齢とともにランキングが上昇している。北海道乳業「フルーツサラダヨーグルト」は1994年に発売されたロングセラー商品のため、古くから慣れ親しんだ人が購入しているのかもしれない。
森永乳業「ざく盛りフルーツヨーグルト」と、オハヨー「ぜいたく果実」の性別による人気の差を見ると、総合ランキング20位の森永乳業「ざく盛りフルーツヨーグルト」は女性22位、男性18位と、男性人気の方が高く、総合ランキング21位のオハヨー「ぜいたく果実」は女性21位、男性22位と、若干女性人気の方が高いことが分かる。
森永乳業「ざく盛りフルーツヨーグルト」はヘルシーな脂肪ゼロタイプのヨーグルトで、内容量が200gと満足感のある食べ応えが特徴、かつ主要なターゲットが30代以上の男性ということもあり、男性人気が高いと予想される。同じように若年層に人気なフルーツヨーグルトでも、特徴やマーケティング戦略の違いによって購入する性別に違いが生まれるのかもしれない。
- 機能性ヨーグルトは年齢とともにランキングが上がる?
次に、健康意識の高まりによって注目されている機能性ヨーグルトの人気傾向を比較した。総合ランキング9位で、胃で働く乳酸菌が含まれている明治「LG21」は19歳の18位から57歳の5位まで、総合ランキング10位で、血圧・血糖値・中性脂肪の3つの機能性を取得した森永乳業「トリプルヨーグルト」は21歳の23位から56歳の7位まで大幅にランクアップしている。また、総合ランキング25位で尿酸値の上昇を抑える効果がある明治「PA-3」も、28歳の29位から、69歳の20位までランクアップしている。健康意識が年齢とともに高まり、ランキングが上昇しているのかもしれない。
- 性別や年齢、ライフステージよる違いが明らかに!
ヨーグルトの「1歳刻み!約7,000万人の購買商品ランキング」を調査した結果、年齢やライフステージ、好みの変化に合わせて商品を選んでいる様子が見えてきた。
より詳細なランキング結果は、以下より閲覧可能。
また、今回使用したデータも無料でダウンロード可能。
URL:https://www.cccmk.co.jp/columns/cccdata36
<調査データ概要>
期間:2021年7月1日~2022年6月30日
抽出元:多種多様なTポイント提携先の購買データ
対象者:全国・15~69歳の男女(満年齢基準日:2022年4月1日)
※CCCマーケティングでは、セキュリティ上厳重に管理された環境のもと、個人を特定できない状態でマーケティング分析を行っている。
※本リリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標。