<全国チャーハン調査2020>喫食率ランキング1位は「石川県」 ー ニチレイフーズ調べ
2021年3月16日 10時52分更新
ニチレイフーズは、全国の一般消費者14,046名を対象に、「チャーハン」に関する意識・実態調査『全国チャーハン調査2020』を実施した。
20~79歳の男女のうち、1ヶ月に1回以上「チャーハン」を食べている人の割合(喫食率)は67.9%。とくに男性60~70代と女性40代で、「手作り」を中心とした喫食率が高い結果だった。
喫食頻度と一度に食べる量(平均)とを掛け合わせると、1年間では約271万トンが消費されていることに。これを一人当たりに換算すると、平均30kgを食べる計算であった。
喫食頻度の内訳をみると、最も多くのボリュームを占めるのは「1ヶ月に1~3回(約3割)」であったが、週に3回以上喫食している「チャーハンフリーク」が約2割を占めていたため、1ヶ月間の喫食平均回数は9回という結果になった。
実際にどのような「チャーハン」を食べているか確認したところ、「手作り」「冷凍食品」「中華料理店」の順に食べている人が多い結果であった。
今年はコロナ禍での外出自粛による「おうち時間の増加」および「(買い置きを含む)巣ごもり消費」の影響か、「冷凍食品」のチャーハンの喫食率は前年比114.1%。「惣菜(前年比108.2%)」「手作り(同104.3%)」「チルド弁当(同101.6%)」に比べ、圧倒的に高いことが分かった。
1ヶ月に1回以上「チャーハン」を食べている人の割合(喫食率)を都道府県別でみると、「石川県」が74.7%で1位を獲得。「石川県」は夕食時に温かいご飯を使って焼豚チャーハンを「手作り」して食べている人が目立つ県であった。
次いで「三重県(74.3%)」「滋賀県(74.0%)」「京都府(72.3%)」の順で喫食率が高かった。一方、「岩手県」は61.0%と「チャーハン」を食べる機会が最も少ない県であった。
1ヶ月に食べる量では「山形県」が一人当たり平均3.7キログラムと最も多く、次いで「北海道」「東京都」が約3.5キログラムで続いた。
米飯料理17種類(複数選択可)の中では「チャーハン」好きが74.9%と際立って多く、次いで「炊き込みご飯(65.1%)」「かつ丼(64.4%)」「おにぎり(64.2%)」「牛丼(60.9%)」と続いた。
ほとんど全ての性年代で「チャーハン」好きが目立っており、幅広い人から愛し食べられている料理であることがわかった。
さらに、中華料理18種類(複数選択可)の中でも、「餃子(77.9%)」に次いで2番目に多い好意者(74.7%)を獲得した。男性20~50代では、中華料理の中で「チャーハン」が最も好きという意見が目立った。
手作りするチャーハンは、「五目チャーハン(40.8%)」「焼豚チャーハン(38.1%)」「黄金(卵)チャーハン(31.5%)」の順に多く、平日は夕食に、休日は昼食に喫食している人が目立った。
具材は卵・ネギ・豚肉類(ハム、ウインナー、焼豚)が中心だが、「カニやホタテといったシーフードも具材として入れたい(でも、実際にはなかなか入れられない)」といった意向も目立つ。
また、市販のチャーハンの素を使って味付けをしている人が64.4%と多く、市販のチャーハンの素に頼りがちな実態がうかがえた。
「チャーハン」のご飯の好みを聞いたところ、「パラパラ」チャーハンを好む人が約9割と大多数を占めた。また、「卵に熱を加えてからご飯を合わせて炒める」方法よりも、「事前に卵とご飯を混ぜてから炒める」作り方をしている人の方が、「パラパラ」チャーハンに仕上がっていると実感していた。
ただし、「パラパラ」に作れていると実感している人は全体の半数程度に留まり、「手作り」チャーハンの難易度が高いことが分かった。中でも、調理時に「炒め方」「火加減」がうまくいかないと感じている人が多かった。
一方、味付けは「濃いめ」を求めている人が多く、実際に「手作り」した際の味付けは8割弱が理想どおりになっていると回答した。
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