「ノンアルコールビール」、総合満足度1位はアサヒのドライゼロ—日本トレンドリサーチ
2020年6月4日 14時44分更新
分野ごとに大規模なインターネットリサーチを実施し、満足度に関するリサーチ結果をもとに指標を作成している日本トレンドリサーチは、「ノンアルコールビール」の満足度調査を行い、その結果を発表した。
満足度調査をおこなう前に、まずは全国1,811名に「ノンアルコールビールを飲んだ経験」について事前調査を行い、「ノンアルコールビールを飲んだことがある」と回答した方に本調査を実施し、「飲んだことのあるノンアルコールビール」についての評価を聞いた。
満足度ランキングの作成にあたり、最も回答の少なかったプレミアムアルコールフリーの回答数に合わせ、各ノンアルコールビール先着124名の回答を集計している。
〇「満足度ランキング」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を始め複数の調査サービスを利用して調査を実施
調査対象者:事前調査において提示したノンアルコールビールについて「飲んだことがある」と回答した方
※事前調査で条件を満たした方にそのまま続けて本調査を表示し、回答を得た
調査期間:2020年5月13日~5月20日
◆ノンアルコールビールの総合満足度
〇総合満足度1位:ドライゼロ(平均6.911点)
「ドライゼロ」は、アサヒビール株式会社が製造販売しているノンアルコールの炭酸飲料(ビールテイスト清涼飲料)。
“最もビールに近い味”を目指して作られており、“ドライなノドごし”と“クリーミーな泡”によるビールらしい飲みごたえと、食事に合うすっきりした味わいを楽しめる。既存のビールテイスト飲料とは異なり、麦汁を一切使用せずにビール成分を再現しており、余分な甘味や雑味を抑えた味であることが特徴。同社が製造しているスーパードライと同じく氷点貯蔵製法を採用することで、より一層すっきりした後味を実現し、同時にアルコール分0.00%に加えカロリーオフも実現した。
〇総合満足度2位:プレミアムアルコールフリー(平均6.685点)
「プレミアムアルコールフリー」は、サッポロビール株式会社が製造販売しているノンアルコールの炭酸飲料(ビールテイスト清涼飲料)。
麦芽100%麦汁と、75%以上のバイエルン産アロマホップを使用した、プレミアムビールテイストを実現している。製造方法は、仕込み時に煮沸することで麦芽の美味しさを生かした飲みごたえとコクのある味わいを出すという、ビール作りによく使われている「デコクション法」。材料や品質にこだわった、サッポロビール独自の取り組みにより、ビールに近い美味しさを作り出している。
〇総合満足度3位:零ICHI(平均6.661点)
「零ICHI」は、キリンビール株式会社が製造販売しているノンアルコールの炭酸飲料(ビールテイスト清涼飲料)。
本当にビールに近いノンアルを目指して作られており、「このおいしさは麒麟の傑作」というキャッチコピーがつけられている。麦汁ろ過工程において最初に流れ出る一番搾り麦汁のみを使用している「一番搾り製法」によって作られており、ビールに近い上品なコクとすっきりとした後味が味わえる。また、人工甘味料、着色料を使用せず、麦芽とホップの美味しさをしっかりと引き出している。さらに、原材料比率を一から見直すことですっきりとした後味と飲みやすさを実現し、よりビールに近い味わいを実現している。
〇総合満足度4位:オールフリー(平均6.460点)
「オールフリー」は、サントリーのノンアルコールの炭酸飲料。
サントリーグループのサントリービール株式会社が製造・発売元となり、実際の販売はサントリー酒類株式会社(二代目法人)が行っている。「ビールを超えた爽快さ」を目指して製造されており、ぐっとくるのどごしとキレを実現している。
アルコールだけでなく、カロリー、糖質、プリン体もゼロであるということから、いつでもなにも気にせずにビール味が楽しめるということで人気となっている。原料にも、水は深層地下水のみ、麦汁は二条大麦麦芽の一番麦汁のみ、ホップは上品な香りと苦味が特徴のアロマホップのみを使用するなど、ビールと同じ原料にこだわって製造している。