好きなスイーツ1位はアイスクリーム、日本人は和菓子より洋菓子が好き!?スイーツの購入実態・需要動向に関するアンケート調査
2017年5月26日 14時39分更新
矢野経済研究所は、関東エリア(東京、千葉、埼玉、神奈川)と関西エリア(京都、大阪、兵庫)在住の 20歳代~60歳代の男女857名を対象として、スイーツの購買実態・需要動向に関する消費者アンケート調査を実施し、その結果を発表した。
まず、和菓子・洋菓子・デザート類の具体的な品目を挙げ、その好き・嫌いについて質問したところ、和菓子全般を「好き」または「どちらかというと好き」と回答した人の比率は77.8%、洋菓子全般を「好き」または「どちらかというと好き」と回答した人は 89.5%となり、和菓子と洋菓子で比較すると、洋菓子の比率が高くなった。和菓子についても約8割の人が好きだと回答しており、日本人のスイーツ類全般に対する嗜好程度の高さが窺える結果となった。
デザート類については、アイスクリームを「好き」または「どちらかというと好き」と回答した人の比率が89.1%と高くなった。同じくプリンは86.1%、ヨーグルトは 81.5%という結果になった。
続いて、最近1年間に自分・自宅用に洋菓子を購入した778人に、購入する際に重視している点について質問したところ、全体では「価格」が 49.2%で最も多く、続いて「商品の見た目」が 48.6%であり、この2項目が突出して高くなった。次いで、「良く知られたメーカー、ブランド」が 21.6%、「ロングセラー商品」が15.9%、「ボリューム感」が 15.7%と続いた。
属性別にみると、「価格」は男性 40歳代~50歳代で 60%以上と高くなった。「商品の見た目」については、全年代で女性の比率が 60%前後と高くなった。その他、特徴的な点では、「良く知られたメーカー、ブランド」は男女ともに 60歳代、「ロングセラー商品」は男性 50 歳代~60 歳代、「ボリューム感」は男性 40歳代、「話題性・流行」は女性 20歳代と 50歳代、「高級感」は女性 50歳代、「新商品であること」は女性30歳代と 50歳代の比率がそれぞれ全体より高くなる傾向が見られた。
いつの時代も人々を熱狂させ、常に新しい話題を提供し続けるスイーツ。とくに女性は、甘い物が好きで、流行を追いかける傾向が強い。そして、近年はSNSの利用が拡大したことにより、スマートフォンなどでスイーツの写真を撮り、インスタグラムやツイッターに画像を掲載する女性も増加している。今回の調査結果は、そういった「女性の傾向」と「時代の流れ」が顕著に現れたといえるのではないだろうか。
■調査概要
・調査期間:2016 年 11 月
・調査対象:関東エリア(東京、千葉、埼玉、神奈川)と関西エリア(京都、大阪、兵庫)在住の 20 歳代~60 歳代男女857 名(男性 426 名、女性 431 名)
・調査方法:インターネット形式
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