効果てきめんと話題の糖質オフダイエット、効果の裏には危険も潜む?「食事制限ダイエットに関する調査」
2016年3月29日 15時38分更新
株式会社ネオマーケティングは、全国47都道府県の20~50代の女性1880名を対象に行なった「食事制限ダイエットに関する調査」の結果を発表した。
最近話題となっている糖質オフ(制限)ダイエット。全体の17%、約6人に1人が糖質オフ(制限)ダイエットを行なったことがあると回答している。さらに、どのような糖質制限を行なったのかを合わせて確認したところ、3%が本格的に朝昼夕で糖質制限を排除する「スーパー糖質制限」を行なっているということが分かった。
多くの女性が挑戦する糖質オフダイエット。その成果は、19.4%の人が「効果があり、リバウンドもしなかった」と回答する一方で、47.3%の人が「短期的に効果があったが、リバウンドした」と答えた。約2人に1人が成功後にリバウンドしてしまったことがわかる。そして、リバウンドせずキープできているのは約5人に1人の割合となっている。
しかしながら、この糖質オフダイエットには少々危険も潜んでいたようだ。糖質オフダイエットの実践者315名に、ダイエット時にどのような体調変化があったかを質問したところ、50.5%(159名)の女性が「ダイエットが原因で体調不良になった経験がある」と回答した。
体調不良の細かな内容を見ていくと「集中力がなくなった」(32.1%)「頭がぼーっとするなど、無気力になった」(30.2%)「イライラしやすくなった」(26.4%)といった精神的な側面だけでなく、「肌がぼろぼろになった」(15.7%)「体臭が強くなった」(5.7%)「口臭が強くなった」(4.4%)といった肉体的な変化についても声が上がっている。
女性なら誰しもが憧れる美と痩身のためのダイエットだが、結果を見る限り、やり方によっては心身ともに滅ぼしかねない。糖はエネルギーの源として生活に欠かせないため、摂取方法や制限方法などを見直す必要もありそうだ。
【調査概要】
・調査方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
・調査対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国47都道府県の女性20~50代
・調査実施日:2016年3月7日(月)~2016年3月8日(火)