日経BPは「食の安全・安心企業ブランド調査 2014-2015」を発表、サントリーが2年連続首位に

2015年1月6日 10時00分更新


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 日経BPコンサルティングは「食の安全・安心企業ブランド調査 2014-2015」の結果を発表した。「食の安全・安心企業ブランド調査」は国内の主要な食品関連ブランドについて消費者から見た「食の安全・安心」イメージや実態を知ると同時に、危機管理やマーケティング活動などの参考となるデータを収集するのを目的としており、2011年から今回で4回目となっている。

  調査の対象は製造、外食、中食、宅配、プライベートブランド、コンビニなど「食」に関する国内主要160ブランド。これらに対して「認知度」「利用度」「利用意向度」「推薦意向度」「安心度」「安全度」「イメージ」という7つの評価指標に基づき、日経BPコンサルティング調査モニター、日経BP社が運営するネットメディア登録者、提携調査会社の調査協力者といった消費者約1万人に評価してもらい、総合指標となる「食の安全・安心企業ブランド総合スコア」を算出している。調査手法はインターネット調査、実施機関は2014年11月5日から11月16日まで、有効回答数は9,830件。

 総合スコアのランキングでは2年連続で「サントリー」が1位となった。サントリーは7つの評価指標すべてで高いスコアを獲得しており、「主に取り組み姿勢を評価する指標」というイメージ指標では前回に引き続き今回でも1位を獲得。今回はこのスコアをさらに上げたことで、総合スコアも72.3から72.8へアップさせている。
 総合2位は「キユーピー」。「利用度」「利用意向度」の指標で2年連続1位を獲得し、その他の指標でもスコアを伸ばしており、1位「サントリー」との差わずか0.2のところまで肉薄している。自由意見からは、素材の鮮度や品質の良さを評価する声が多かったという。

 総合3位は「カゴメ」、4位「キリンビール」、5位「キッコーマン」と続いている。20位までの順位は以下の通り。

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 昨年から比較してみると、大きく躍進したのは昨年の26位から8位に上がった「日清製粉」、順位を10上昇させた「生協(CO-OP)」、「推奨意向度」では3位に位置づけた「ハーゲンダッツジャパン」などが挙げられる。一方で20位から落ちてしまったのは「江崎グリコ」、「森永乳業」、「伊藤園」の3ブランド。「伊藤園」は昨年7位だったにも関わらず、上位20位から落選してしまった。

 また本調査ではブランドの評価とは別に「食の問題」に対する不安度についても調査しており、10項目中トップとなったのは「食品偽装」に。「とても不安に感じる」「やや不安に感じる」を合わせた回答は70.9%に達している。

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 今年度の「食品偽装」の例としては上海の食肉加工工場での使用期限偽装事件が挙げられており、取引のあった「マクドナルド」や「ファミリーマート」は総合スコアを下げてしまっている。特に「マクドナルド」は44.9から33.8へと大きく下がり、下げ幅11.1ポイントは全160ブランド中最大であるという。

  「食の問題」については毎年起こっており、最近ではカップ焼きそばに虫が混入して全商品販売休止となった「まるか食品」の事例が記憶に新しい。食に関するブランドは事件に巻き込まれると一気に不信感を持たれてしまうだけに、事件の防止も勿論だが、危機管理対応も重要になってくるだろう。

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