【食品業界】特許資産規模ランキング、トップ3は味の素、森永乳業、サントリーホールディングス

2014年11月15日 10時00分更新


 株式会社パテント・リザルトは11月5日、「食品」業界を対象とした「特許資産規模ランキング」を発表した。1位に味の素、2位は森永乳業、3位サントリーホールディングスと続いている。

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 「特許資産規模ランキング」とは各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価したもの。2013年4月1日から1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いて評価を行い、企業ごとに総合得点を集計してランキング化している。

 1位の味の素の注目度の高い特許技術としては「糖尿病の予防または治療薬であるセリンプロテアーゼ阻害作用を有する新規血糖上昇抑制剤」が挙げられており、こちらはPCT国際出願からの移行となっており、世界各国で権利化が進んでいるようだ。

 2位の森永乳業の技術では大日本印刷との共同保有となっている「粉ミルクなどが封入されたパックを開封して袋ごと詰め替えることができる詰替容器」などが挙げられており、同特許は同社から販売されている、詰め替え式の粉ミルク「エコらくパック」で使用されているという。3位のサントリーホールディングスには同社商品の「ロコモア」で使われている「抗炎症作用、毛細血管壁の強化などが期待できるケルセチン配糖体の経口摂取における苦みを、イミダゾールペプチドを配合することで低減する」技術などが挙げられている。

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