楽天、2020年の消費トレンドを象徴する「楽天市場 ヒット番付 2020」を発表  

2020年11月25日 11時14分更新


 楽天は「楽天市場 ヒット番付 2020」を発表した。
 「楽天市場 ヒット番付2020」は、毎年「楽天市場」の購買データを分析し、一年の消費動向や社会情勢を振り返り、その年のトレンドを象徴するキーワードを番付形式で発表するもの。今年も、東西の横綱、大関、関脇、小結の計8つのキーワードと、来年に向けた「期待株」として2つのキーワードを発表した。「楽天市場 ヒット番付 2020」の詳細は、以下の通り。

▼「楽天市場 ヒット番付 2020」

▼各キーワードの解説
【横綱】
 ・東: 「応援消費」・・・消費を通じて各地域の事業者や生産者を応援する動きが活発化
 ・西: 「おうちで本格グルメ消費」・・・自宅でも本格的な食事を楽しみたいというニーズが顕在化
【大関】
 ・東: 「おうちアウトドア消費」・・・近年続くキャンプブームが、「ステイホーム」期間を経て変化
 ・西: 「韓国エンタメ消費」・・・「第4次韓流ブーム」を受け、韓国製コスメや韓国の食材の売れ行きが好調
【関脇】
 ・東: 「DIYエクササイズ消費」・・・在宅時間の拡大により、自宅などで”DIY”でエクササイズをする人が増加
 ・西: 「おうちオフィス改革」・・・在宅勤務の浸透により、自宅の仕事環境を充実させるニーズが拡大
【小結】
 ・東: 「愛でたい消費」・・・「オフライン」での交流機会が減ったことにより、観葉植物やペット関連商品の売上が拡大
 ・西: 「ワンマイルファッション」・・・近所に出かける際にも着用できるホームウェアがヒット
【期待株】
・東: 「ストーリー需要」・・・生産者の顔が見え、生産者の想いやこだわりが感じられる商品を選ぶ傾向が加速すると予測
・西: 「おうちグレードアップ消費」・・・おうち時間をより一層心地良いものにするための消費動向が継続すると予測

▼東西 横綱および期待株の詳細解説
●東の横綱 | 応援消費
地域産品の消費拡大 : 新型コロナウイルス感染拡大の影響で遠方に赴きづらい状況が続いたことで、故郷や旅先に思いを馳せ、消費を通じて、各地域の事業者や生産者を応援しようという動きが活発化した。観光客の減少から、地域産品の新たな販路として、ECを活用しようとする地方自治体の動きも重なり、「楽天市場」において開催したWEB物産展の2020年4月1日(水)から11月10日(火)までの売上は、前年同期比+534%に拡大した。「楽天ふるさと納税」においては、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた自治体の支援を目的とする企画に寄せられた寄付金額が、10月に33億円を突破した。

                       「まち楽」
                 https://event.rakuten.co.jp/area/


                    「楽天ふるさと納税」
                https://event.rakuten.co.jp/furusato/

●西の横綱 | おうちで本格グルメ消費
食へのこだわり : 外出自粛などの影響を受け、自宅で料理する頻度が高まったことにより、「毎日の食事をいっそう楽しみたい」、「手間は省きながらいつもと違った味に挑戦したい」、というニーズが高まっている。無水調理鍋やホットサンドメーカーなどの調理家電は、食材と調味料を入れて一定の時間火にかけておくだけで、簡単に美味しく煮込み料理などを仕上げることができ、人気を集めている。

【2020年1月1日(水)~9月30日(水)の期間における売上の前年同期比】
▶︎ 無水鍋: +約508%
▶︎ ホットサンドメーカー: +約248%

                        無水鍋

●東の期待株 | ストーリー消費
共感を生む商品 : 身近にモノが溢れている昨今、作り手の顔が見え、商品ができあがるまでの過程や苦労、生産者の想いなどが分かるような、ストーリーのある商品に注目が集まっている。「楽天市場」では、長崎県の工芸品・波佐見焼や、愛媛県の今治タオルなどの需要が高まりつつあるとのこと。

【2020年1月1日(水)~9月30日(水)の期間における売上の前年同期比】
▶︎ 波佐見焼 : +約73%
▶︎ 今治タオル : +約52%

                       波佐見焼

●西の期待株 | おうちアップグレード消費
おうち時間の質を追求: 自宅で過ごす時間が増え、その時間を充実させるために、家具やインテリア雑貨の売上が拡大した2020年。来年も引き続き、家具や家電のアップグレード、インテリアの定期的な見直しにより気分転換をする人が多く存在すると想定されており、おうち時間をより一層心地良いものにするための消費がさらに盛り上がることが予測される。「間接照明」や「ホームシアター」のほか、「家庭用プール」、「サウナ」などの売上も伸長傾向にある。

【2020年1月1日(水)~9月30日(水)の期間における売上の前年同期比】
▶︎ 家庭用プール : +約256%(楽天市場)
▶︎ テントサウナ : +約550%(楽天市場)

                      家庭用プール

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