母の日にもらいたいプレゼントトップは「感謝の言葉」、「家族旅行」が昨年に比べ増加―楽天インサイト
2019年4月18日 12時27分更新
楽天インサイト株式会社は、「母の日に関する調査」をインターネットで実施した。今回の調査は、3月8日と3月9日の2日間、楽天インサイトに登録しているモニター(約220万人)の中から、全国の20代から60代の男女1,000人を対象に行った。
◆今年の母の日にプレゼントを渡す人は4割強で昨年に比べやや増加。年代別では20代が7割以上でトップ
今年の母の日にプレゼントを渡す予定があるかを聞いたところ、「はい」と回答した人は全体で44.1%という結果となり、昨年3月実施の同調査と比べると5.1ポイント増加した(昨年:39.0%)。性年代別に見ると、「はい」と回答した人は、女性20代(72.4%)が、昨年の同調査(昨年:62.7%)に続き最も多い結果となった。女性においては、年代が若くなるにつれて、プレゼントを渡す予定がある人が増加する傾向がみられた。プレゼントを渡す予定があると答えた人に渡す相手について聞いたところ、「母」と回答した人が全体の90.2%と最も多く、次に「義母」(40.6%)と続いた。いずれの相手も、昨年の同調査と比べてポイントに大きな変動はみられなかった。
◆母へ「毎年必ず」プレゼントを渡しているのは全体の約半数。女性20代は、男性同年代の約2倍という結果に
相手別に、これまでどれくらいの頻度で母の日にプレゼントを渡してきたかを聞いたところ、「母」に対しては、「毎年必ず」(48.0%)と回答した人が全体で最も多く、約半数が毎年継続的に渡している傾向がみられた。「母」へプレゼントを渡してきた頻度を性年代別に見ると、「毎年必ず」渡す人は女性20代(65.8%)が最も多かった。男性20代(33.3%)と比べると約2倍という結果となり、同年代でも男女で差がみられた。
◆プレゼントは、「フラワーギフト」が5割以上でトップ。昨年に比べ「服」、「スイーツ」が増加
プレゼントを渡す予定があると答えた人に何をプレゼントするかを聞いたところ、「フラワーギフト」(54.4%)と回答した人が最も多く、次いで「スイーツ」(34.0%)、「食事(食事券含む)」(24.0%)となった。昨年の同調査と比べると、「フラワーギフト」は8.8ポイント増加し、昨年に続き最も高かった(今年:54.4%、昨年:45.6%)。続いて「スイーツ」(今年:34.0%、昨年:26.9%)、「服」(今年:17.2%、昨年:9.7%)もそれぞれ約7ポイント増加した。年代別で見ると、「フラワーギフト」と回答した人は60代(61.1%)が最も多かった。一方、「スイーツ」は20代(44.4%)がトップという結果になった。20代は「母と一緒に過ごす時間」(18.9%)も全体に比べて特に高く、共に過ごす時間を大切にしようとする傾向がみられた。
◆「もらいたいプレゼント」トップは「母への感謝の言葉」が約3割。「家族旅行」が昨年に比べ増加傾向
子どもがいる女性で、母の日にプレゼントをもらったことがある人に、母の日に「もらったことがあるプレゼント」と「もらいたいプレゼント」について聞いた。「もらったことがあるプレゼント」では「フラワーギフト」(37.9%)と回答した人が最も多く、「スイーツ」(33.5%)、「母への感謝の言葉」(24.8%)と続いた。一方、「もらったことがあるプレゼント」と「もらいたいプレゼント」の回答結果に最も差があったのは「スイーツ」で、もらったことがある人よりも、もらいたいと思っている人が14.9ポイント少なかった。また、昨年と比べ、「もらいたいプレゼント」としてポイントが最も増加したのは「家族旅行」(16.1%)であるのに対して、「もらったことがある」と答えた人は2.5%と少なく、需要と供給に大きく差が生じる結果となった。
◆プレゼント平均予算金額は6,918円で昨年に比べ823円減少。50代が8,918円でトップ
プレゼントを渡す予定があると答えた人にその予算金額を聞いたところ、「1,000円以上~5,000円未満」(53.5%)と回答した人が最も多く、次いで「5,000円以上~10,000円未満」(28.8%)、「10,000円以上~20,000円未満」(8.6%)が続いた。昨年の同調査と比べると、平均予算金額(今年:6,918円、昨年:7,741円)は823円減少した。年代別の予算金額は、50代が最も高い8,918円で、次いで20代では7,287円、60代では7,058円となった。
◆3割半以上が、母親と「毎日、対面で」コミュニケーションをとっていると回答
母親がご存命の人に、母親と同居しているかを聞いたところ、「同居している」と答えた人は全体の37.5%だった。また、母親とのコミュニケーション方法とその頻度を聞いたところ、「毎日」かつ「対面」でコミュニケーションをとる(35.4%)と答えた人が最も多かった。一方、「対面」以外のコミュニケーション方法はいずれも「このコミュニケーション方法はとらない」(電話:30.4%、メール:63.7%、SNS:64.3%)が最も高く、母親とは高い頻度かつ、対面でコミュニケーションをとっている人が多い傾向が見られた。その他のコミュニケーション方法についてその利用する頻度を見ると、「電話」と「メール」は「月に1回」(それぞれ16.5%、7.8%)、「SNS」は「2週間に1回以上」(7.2%)が最も高い結果となった。年代別では、「SNS」を週に1回以上利用すると答えた人の合計値において、20代(35.8%)、30代(23.6%)が全体(17.3%)に比べて高い結果となり、若い世代を中心に活用されている傾向がうかがえた。
◆約8割が、母親とのコミュニケーションの量に満足。女性20代、男性30代の満足度は約9割
母親がご存命の人に、母親とのコミュニケーションの量に満足しているかを聞いたところ、「満足している」、「やや満足している」と答えた人の合計値(79.7%)が約8割という結果となった。性年代別で合計値をみると、女性20代、男性30代では約9割(それぞれ87.5%、87.1%)となり、次いで女性50代(85.0%)となった。
より詳細な調査結果は以下。
https://insight.rakuten.co.jp/report/20190418/
【調査概要】
調査エリア : 全国
調査対象者 : 20歳~69歳 男女
回収サンプルサイズ: 1,000サンプル
調査期間 : 2019年3月8日と3月9日
調査実施機関 : 楽天インサイト株式会社