10年間のブランド成長力ランキングを発表(日経リサーチ)

2021年4月5日 14時30分更新


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 株式会社日経リサーチは、2020年版で18年目を迎えた企業ブランド調査「ブランド戦略サーベイ」 の直近10年間のデータ分析に基づく「ブランド・グロース(BG)指数(Brand Growth Index)」を開発した。
10年間のブランド力を表す総合評価の平均に上昇度合いを加味した独自指標で、この指標を使った成長力ランキングも公開した。

 このランキングは、2021年4月5日(月)付日経MJの2面に「成長力上位にデジタル系アップル、実った新サービス」として掲載さている。

10年間ブランド成長力ランキングTOP20

日経リサーチ「ブランド・グロース(BG)指数」

順位 測定ブランド名 総合スコア 1基準スコアの順位 2勢いスコアno順位
1位 アップル ジャパン 1464 3 4
2位 LIXIL 1408 154 1
3位 ヤマト運輸 1338 3 46
4位 ソニー 1326 2 59
5位 日本マイクロソフト 1300 1 134
6位 日本航空(JAL) 1299 89 7
7位 ダイソン(Dyson) 1291 120 6
8位 LINE 1288 252 3
9位 ケルヒャージャパン(Karcher) 1279 327 2
10位 日本郵便 1261 24 46
11位 ENEOS(JXTGエネルギー) 1258 198 5
12位 東日本旅客鉄道 1257 36 38
13位 ダイキン工業 1255 81 13
14位 佐川急便 1250 71 18
15位 サントリー 1240 40 50
16位 TOTO 1237 7 195
17位 西日本旅客鉄道 1231 92 25
18位 パナソニック 1230 6 287
19位 日本通運 1227 128 12
20位 アイリスオーヤマ 1225 115 16

 BG指数は2011年~20年に実施した10年分の「ブランド戦略サーベイ」の結果による企業ブランド力の平均に、増減幅や上昇幅といった「勢い」を加えて総合的に分析、算出される。

 ランキングのトップには2位に大差をつけてアップル ジャパンが輝いたが、2位のLIXIL(リクシル)も3位以下に大きく水を開けており、この2ブランドが突出した形となった。LIXILは2011年に国内の主要な建材・設備機器メーカー5社が統合して誕生した企業。「勢い」スコアが全体1位で、10年間にブランド浸透が進んだことが伺える。
 上位を見ると、アップル ジャパンに代表されるスマホを起点に各種周辺機器・サービスを提供している企業と、LIXILをはじめ、ダイソンやアイリスオーヤマといった生活者視点で商品開発を続ける企業が目に付く結果となった。

2011 年は東日本大震災という未曽有の大災害が発生、2020年は新型コロナ禍で生活様式や消費行動が大きく様変わった。この間、通信手段の主流となったスマホを中心に、各種メディアのデジタル化やキャッシュレス化、EC市場の拡大などが進み、企業のコミュニケーション手段も変化しました。また、生活者の間では「安心・安全」「健康」「清潔」を志向する意識がかつてない高まりを見せました。BG指数を使うことで、どんなブランドが時代の変化をとらえて成長してきたか把握でき、ブランド力を高めるヒントが掴める。

「ブランド戦略サーベイ」とは
「ブランド戦略サーベイ」 は企業ブランドの価値などをコンシューマー(消費者)とビジネスパーソンがそれぞれの視点から評価する年1回のインターネット調査。今回は測定企業全600社のうち、2020年のみ測定した企業を除く585社のデータを対象に、10年間という単位で企業ブランドの成長力を評価された。BG指数の算出にあたっては、ブランド戦略サーベイの企業ブランド知覚指数(PQ)のうち総合PQを企業ブランドの総合力として使用。

※企業ブランド知覚指数(PQ=Perception Quotient)は企業ブランドの価値を測定する日経リサーチ独自指標。平均が500で、「愛着度(ビジネスパーソンは企業魅力度)」、「自分必要度(ビジネスパーソンはビジネス有用度)」、「ブランドプレミアム」、「独自性」、「推奨意向」という5つの評価項目に基づいてブランド力を算出。コンシューマーとビジネスパーソンそれぞれのPQを計算し、そのスコアを統合したものが総合PQとなる。

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