アゴダでリーズナブルに楽しめる観光地、国内1位は千葉県

2023年4月10日 10時45分更新


 デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ」を運営するAgoda Company Pte. Ltd.は4月6日、様々な旅行先における4月の平均宿泊料金を分析した結果を発表した。日本国内では、今月最もお得な宿泊料金で予約できるのは、千葉県の宿泊施設であることがわかった。

この調査は、アゴダのデータに基づいてアジア・オーストラリアの旅行先における4月の平均宿泊料金をランキング化したもの。
日本の都道府県では、千葉県が平均宿泊料金9,188円と最もリーズナブルに楽しめる観光地となっている。また、国内都市トップ4は旭川(10,120円)、北九州(10,386円)、静岡(10,652円)、高松(10,652円)という結果だった。

APAC(アジア太平洋)地域で最も平均宿泊料金が安い都市は、コンケーン(タイ)、シブ(マレーシア)、スラカルタ(インドネシア)、プリー(インド)、バコロド(フィリピン)、ニンビン(ベトナム)、光州(韓国)、金門島(台湾)、ブリスベン(オーストラリア)となった。

今回の調査で名前が挙がった観光地は、最安値ありながらも旅行者が楽しめる要素が多い為どれも穴場と言えるだろう。それぞれ、賑やかなビーチ、スリル満点のテーマパーク、パワースポット、グルメ天国など違った魅力がある。調査対象マーケットで最もお手頃な旅行先10ヶ所について、主な見どころや注目ポイントを紹介する。

1位 コンケーン(タイ)– 平均宿泊料金:3,995円

タイのコンケーンと言えば恐竜の街として知られているが、実はかなり近代的だ。大学園都市としても知られ、おしゃれなコーヒーショップが立ち並び、湖では年間を通してイベントが開催されている他、屋台グルメやライブミュージックが楽しめるトンターン ナイトマーケットなど、たくさんの魅力がある。コンケーンは観光拠点としても理想的な場所であり、ジュラ紀の化石発掘、丘の上からの景色が息をのむほど美しい寺院ワット タム セーン タムでのタンブーン(喜捨、徳を積む行い)、周辺の田園地帯の散策など、様々な時間の過ごし方ができる。

4月にコンケーンを訪問予定なら、4月13~15日に開催されるタイ最大級のソンクラーン(タイの新年)パーティーは見逃せない。ばっちり楽しむなら、水風船と水鉄砲の持参は必須だ。ブンケンナコン(湖)を訪れて、びしょ濡れになる覚悟でアジア最大級の水かけ祭りに挑もう。

コンケーンへのフライトはバンコクの2空港から毎日運航している。また通常、かなりお手頃な料金設定になっており、4月の片道航空券はアゴダにおいて750 タイバーツ(~22 USドル)以下から購入可能だ。

2位 シブ(マレーシア)– 平均宿泊料金:4,527円

ボルネオ島サラワク州に位置するシブには、活気ある屋台、豊かな歴史・文化遺産、そして素晴らしい自然がある。その素朴さゆえに、あまり目立って紹介されることはないが、十分な魅力に溢れた観光地だ。古代の伝統に浸るトゥア ペッコン寺、ブキット リマ自然保護区、シブ レイクガーデン、スンガイ メラ ヘリテイジ ウォークなど、公園、自然保護区、ハイキングコースが多くある。自然好きなら喜ぶこと間違いなしの楽園と言えるだろう。

マレーシアの他の都市と同じく、シブにも地元のコピティアム(昔ながらの喫茶店)、シブ ナイトマーケットなどがあり、グルメが豊富だ。サラワクで人気のミースア(薬膳スープに細麺を入れた料理)、カンプアミー(汁なし麺料理)、人気の光餅(コンピア、平たいパンに肉を挟んだ料理)など、本場の味を楽しむことができる。

お手頃に楽しめる穴場、シブを楽しんだら、シブ セントラルマーケットでお土産ショッピングもお忘れなく。

3位 スラカルタ(ソロ)(インドネシア)– 平均宿泊料金:4,927円

中部ジャワ州にあるスラカルタ(通称ソロ)は、その昔、権力の中心地として栄えた街だ。1745年、ジョグジャカルタからマタラムの宮廷がここに移され、以来、文化の中心地として名声を高めてきた。ソロ舞踊、ワヤン(影絵)、伝統工芸品バティックなど、ソロは優雅で洗練された伝統的な芸術を誇る。さらに、ジョコ・ウィドド大統領の出身地として、近年注目されている。

誰もが楽しめるベチャ(自転車タクシー)での旧市街散策に加えて、ソロは特に伝統的な音楽が好きな旅行者にとって魅力的な場所と言える。今後開催される「ソロ メナリ」もしくは「ソロ クロンチョン祭り」のいずれかを訪れてみてはいかがだろうか。ソロ メナリ(ソロ ダンス祭)は、毎年4月29日の世界ダンスデーを記念したイベントだ。また、ソロ・クロンチョン祭り(7月22~23日)は、ソロの伝統的な音楽を紹介、保護し、広めるために毎年開催されているイベントだ。

4位 プリー(インド)– 平均宿泊料金:5,060円

プリーはヒンドゥー教の4大聖地「チャールダム」のひとつとして知られている。インドで最も古い都市のひとつで、信仰の拠点であるだけでなく、歴史好きの人々や冒険好きの人々が年間を通じてここを訪れている。神話の登場人物や物語を緻密に表現した手工芸品が並び、芸術と文化を通じてインドの歴史を象徴する都市だ。

プリーでは、「マルプア」や「チングリマライ」と呼ばれる海老の珍味など、おいしい料理も見逃せない。さらに、プリーのゴールデンビーチは、インドで最もきれいなビーチのひとつに認定されている。お手頃な料金で、文化的に豊かなこの街を訪れるなら今がそのチャンスだ。

5位 バコロド(フィリピン)– 平均宿泊料金:6,258円

「微笑みの街」と呼ばれるバコロド市。地元には温かく優しい人が多く、旅行者にとって忘れられないグルメ体験ができるだろう。美味しいものはおなかを満たしてくれるだけでなく、自然と人を笑顔にしてくれる。

ネグロス島の伝統料理カンシを食べて癒されるなら、ぜひ「Sharyn’s Cansi House」を訪れてみよう。カンシは、牛のすね肉と骨髄から作られるスープで、主に地元の人々が好んで使う酸味料、バトゥアンフルーツで味付けされる。また、地元の菓子メーカー「ボンボン」の工房では、名産品のピアヤ作り体験もできる。平たいパンの中に、マスコバド糖(地元の黒砂糖)から作られた餡が入っている。マヌカン カントリーと呼ばれる地元のフードコートで最もよく食べられるチキンイナサル。独特のスモーキーな味わいで、イロンゴの人々に欠かせない料理だ。チョコレートマッドパイで有名な「カレア」で種類豊富なデザートを堪能すれば、充実したグルメ旅になること間違いなし。

6位 ニンビン(ベトナム)– 平均宿泊料金:6,258円

ニンビンにおける自然や文化の壮大さは、何千年もの間、そこに足を踏み入れた人々を驚嘆させてきた。首都ハノイからわずか1時間の距離にあり、そびえ立つ山々、静かな水路、巨大な寺院、歴史的なパゴダは、訪れる人たちを魅了してやまない。

ユネスコ世界遺産として保護されているニンビンは、映画『キングコング』の舞台として一躍脚光を浴びた。きらめく川を漕ぎ、山肌に刻まれた500段の階段を上ってムア洞窟へと続くベトナム版万里の長城は、映画の影響で再び旅行者からの注目を集めている。

ニンビンの華やかな景色は、一年を通して様々な様子を見られる。ハノイには、大小さまざまなグループや価格帯のツアーを提供する旅行会社が数多くある。ツアーに参加して、ベトナムの秘境を気軽に訪れよう。

7位 千葉県 – 平均宿泊料金:9,188円

都内から電車で簡単にアクセスできる千葉県では、様々なタイプの観光を楽しめる。舞浜には世界的に有名なテーマパーク、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーがあり、房総半島には、荒々しい海岸線、手つかずのビーチ、自然を愛する人々にぴったりの豊かな森がある。県庁所在地の千葉市には、幕張海浜公園やショッピングセンター「イオンモール幕張新都心」などがあり、賑わいを見せている。

また、千葉と言えば、成田市にある成田山新勝寺は訪れておきたい名所だ。平安時代に開山されたこの寺院は、複雑な建築ならびに彫刻の美しさ、さらに見どころの多い庭園で知られている。

観光や郷土料理に舌鼓を打った後は、千葉の温泉で疲れを癒そう。美しい自然、文化遺産、スリリングなアクティビティ、おいしい料理など楽しめるスポットが豊富な千葉県を訪れてみてはいかがだろうか。

千葉への送迎や現地でのアクティビティは、アゴダのアクティビティページ(https://www.agoda.com/ja-jp/activities)から予約できる。

8位 光州(韓国)– 平均宿泊料金:12,117円

文化芸術の街として知られる光州は、芸術通り、アジア文化殿堂、光州市立美術館などの博物館、多くのギャラリーやアンティークショップなど、年間を通してさまざまな文化芸術を堪能できる。そのため、光州はアートやパフォーマンス、演劇を楽しみたい旅行者にとって、最も魅力的な旅行先のひとつとなっている。

この春、アートを愛する人にぜひ光州訪問をお勧めする理由が、4月7日~7月9日まで市内全域で開催される第14回光州ビエンナーレだ。アジア最大かつ最も歴史の長い芸術祭で、今回は「天下に水より柔弱なるは莫し(Soft and weak like water)」が総合テーマとなっている。

9位 金門島(台湾)– 平均宿泊料金:12,517円

世界的にはあまり知られていないかもしれないが、金門島には歴史的、軍事的なモニュメントが数多くある。しかし、なんと言っても金門島で見て欲しいものは海岸線で見られる「青の涙」現象だ。夜光虫によるスパークリングブルーの輝きは、まさに圧巻としか言いようがない。

またこれらの見どころに加え、金門は岩牡蠣の産地としても有名で、4月22日~5月21日には「イワガキ小麦文化祭」が開催されます。このイベントでは、養殖場での牡蠣の収穫体験や、牡蠣の殻剥き競争に参加できる。なんといっても最大の目玉は、殻を剥いた牡蠣をすべて持ち帰ることができること。また、電気自動車で麦畑を巡るアクティビティや、牡蠣養殖場のエコツアーなど、家族で楽しめるアクティビティも充実している。

10位 ブリスベン(オーストラリア)– 平均宿泊料金:16,778円

ブリスベンは、オーストラリアでも特に太陽の光があふれるクイーンズランド州の州都。オーストラリアで3番目に大きな都市だ。川と共存し、活気あふれるこの街では、亜熱帯らしいアウトドアスタイルが有名で、美しい植物園や動物保護区、ダイナミックな文化地区であるサウスバンクなど、屋外でのアクティビティにぴったりな場所だ。毎週開催されるマーケット、カフェやバー、そして川沿いに作られた立派な人工ビーチも見どころだ。

さらに、ブリスベンからはクイーンズランド州にある手つかずのビーチが車だぐのところにある。サーフィン、砂浜、太陽が目の前に広がるブリスベン。オーストラリアで最もリーズナブルな観光地であるだけでなく、最も魅力的な観光地のひとつでもある。

アゴダでは、お手頃な旅行先をご提案するだけでなく、世界各地で、可能な限りお得な旅の実現をお手伝いするために、「料金の一時固定」、「値下がりアラート」、「パッケージ割引」、日々の「おトク情報」など豊富な機能とメリットを用意している。

※注:4月の平均宿泊料金は、2023年3月28日時点で確認可能なアゴダのデータに基づいて算出。

・アゴダによる調査(https://www.agoda.com/

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