名古屋城・松江城・犬山城が躍進、1位から3位は不動の結果に!阪急交通社「日本の城」
2019年4月24日 13時59分更新
数ある名城の内、どの城が一番検索されているのか。 阪急交通社が、最近1年間で検索された城の名前のランキングを発表した。優美な城郭建築、四季折々の姿を見せる風景、波乱の歴史など、多くの魅力を持つ日本の城の人気は衰え知らず。近年では、SNS映えが注目されたり、増加する訪日外国人が訪れる観光スポットとしても人気となったり、ARやVRなど最先端の技術を使った案内が実施されるなど、時代とともに形を変えながら日本の城ブームは続いている。
そんな日本の城の内、全国でどの城(城の跡も含む)が現在人気なのかを探るべく、阪急交通社のサイト内検索数ベスト10をご紹介する。
■「日本の城」検索数ランキング
1位 姫路城(ひめじじょう)<兵庫県>
2位 竹田城(たけだじょう)<兵庫県>
3位 松本城(まつもとじょう)<長野県>
4位 名古屋城(なごやじょう)<愛知県>
5位 彦根城(ひこねじょう)<滋賀県>
6位 五稜郭(ごりょうかく)<北海道>
7位 松江城(まつえじょう)<島根県>
8位 大阪城(おおさかじょう)<大阪府>
9位 弘前城(ひろさきじょう)<青森県>
10位 犬山城(いぬやまじょう)<愛知県>
1位から3位までは、同社が前回調査した時(2017年1月1日~2017年12月31日の検索数)と変わらず、姫路城、竹田城、松本城の順となった。前回ランク外だった松江城、犬山城が10位以内にランクインし、名古屋城は前回から6位アップしている。
1位 姫路城(ひめじじょう)<兵庫県>
日本初の世界文化遺産であり、国宝や重要文化財にも指定されている姫路城が、前回調査に続き1位。シラサギが羽を広げたような優美な姿から、「白鷺城(しらさぎじょう)」という愛称でも呼ばれている。
城のある風景を楽しむだけでなく、地下1階、地上6階ある大天守の中に入って、展示物からお城の歴史を学んだり、お城の最上階からの眺めを楽しむことができたりと見どころが満載。
日没後から午前0時まで毎日ライトアップされているため、夜間に訪れるのもおすすめ。千姫が休息所としていた「化粧櫓」や、播州皿屋敷でお菊が投げ込まれたとされる「お菊井戸」など、天守閣以外にも注目スポットが多数ある。
2位 竹田城(たけだじょう)<兵庫県>
兵庫県朝来市(あさごし)の古城山(こじょうざん)山頂、標高約353.7mに竹田城(跡)はある。約400年前に廃城し、石垣のみが現存している。竹田城の周辺に濃い霧が発生することがあり、雲海に浮かんでいるように見えるため「天空の城」と呼ばれ、近年人気が沸騰している。
竹田駅付近にある「情報館 天空の城」前の広場では、ソフトクリームの周りを大きなわたあめで囲んだ「もふもふソフト」が土日祝限定で販売されている。雲海に見立てたふわふわのわたあめがフォトジェニックだと観光客に人気のようだ。
3位 松本城(まつもとじょう)<長野県>
長野県松本市にある松本城。現存する12天守で最古である可能性が出てきたと最近話題になった(これまで五層天守閣としては最古としていた)。松本城の魅力は、白漆喰と黒漆塗の下見板で覆われた外観の美しさにあると言われていて、背景に広がる北アルプスも含めて一見の価値がある。
松本城に関する様々なクイズが出題される「国宝松本城クイズ」、江戸時代の姿を再現するVRが楽しめる「ストリートミュージアム」など、スマートフォン向けアプリも提供されている。また、城内には兜や忍者の衣装を身に付けた「おもてなし隊」が。一緒に記念撮影ができる。
■調査概要
・対象:2018年4月1日~2019年3月31日の検索数
*単一キーワードによる検索数を元にしており、表記揺れ、複合キーワードによる検索は合算していない。ただし、竹田城など「竹田城跡」「竹田城址」といった、城があった跡であることを示すために一般的に呼ばれる名称は合算している。
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