人気スポットで富士山が2年連続1位に!訪日タイ人の人気観光地ランキング2019  

2019年4月17日 15時25分更新


 タイ人向けの訪日旅行情報サイト「Chill Chill Japan」をタイのEN FETE社と共同運営するアジア・インタラクション・サポートは、「タイ人の訪日旅行に関する意向調査」を実施し、日本国内の観光スポット、観光地名、都道府県のランキング集計結果を発表した。
 同社は、2012年よりタイ人のインバウンド市場に取組み、2016年からは日本旅行情報Webサイト「Chill Chill Japan」を現地EN FETE社と共同で運営している。今年の「タイ人の訪日旅行に関する意向調査」では、40の設問に対し3,054名のタイ人から有効回答を獲得した。
 
 
■タイ人に人気の観光スポットランキング
 1位は2年連続で「富士山」が獲得。上位の顔ぶれは大きく変わらないものの、「上高地」「姫路城」がベスト10入り。18位「皇居」「別府温泉」28位「地獄谷野猿公苑」など、大幅に順位があがったスポットも見られる。また、66位の「チームラボ ボーダレス」は昨年開業した施設で、タイ人の情報感度の高さが見受けられる。
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■タイ人に人気の観光地名ランキング
 人気の観光地名では、「富士山」や「白川郷」など有名観光地を有する地域が上位を維持している。東京では、14位の「浅草」を筆頭に「新宿」「渋谷」「芝公園」(東京タワー)「上野」「お台場」が上位にランクイン。そのほか、「名古屋」「仙台」「青森」「長野」 など「新ゴールデンルート」と言われる広域観光周遊ルートの中心都市が順位を大幅にをあげている。
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■タイ人に人気の都道府県ランキング
 都道府県別では全都道府県が得票を得ている。「北海道」は多数のスポット・市町村名が上がり2年連続での1位獲得となった。また、「名古屋」で大幅に得票を伸ばした「愛知県」が大きく順位を上げている。
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 2018年に日本を訪れたタイ人観光客は113万人。今回の調査でも回答者の73%が訪日経験があるなど、日本へ旅行するタイ人は増加傾向にある。そうした中で、日本全国449のスポット名の他、観光地名を合わせ670以上のスポット名・地名が行きたい場所としてあげられた。上位のスポットからは、自然・四季、世界遺産、大都市、伝統的な日本などタイ人の期待が読み取れる。また、タイでは体験できないものという観点から雪や温泉、動物と触れ合えるスポットなどもランクインしている。
 地名ランキングでは、「富士山」「京都」「大阪」を含め、いわゆるゴールデンルートの観光地名が上位を占める中で、新たな広域観光周遊ルートの中心都市である「名古屋」「仙台」「青森」「長野」などが大幅に順位を上げている。インターネットやSNSでの情報収集を中心にして、タイ人旅行客の方が日本の観光地情報にますます詳しくなっていることが分かる結果となった。
 
 
 

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