関東の紅葉名所ランキング、第1位は那須高原 (栃木県) ― WalkerPlus
2017年10月4日 11時30分更新
KADOKAWAが運営する、全国のおでかけ&イベント情報を配信しているWalkerプラスで、人気紅葉名所ランキング(関東)が発表された。1位は那須高原でランキングのほとんどは「日光」がランクインという結果に。
◆人気の紅葉名所ランキングTOP10
【1位】那須高原(那須岳周辺)
~那須連山の紅葉は茶臼岳のロープウェイがおすすめ~
那須岳を中心とする那須連山の裾野に広がる那須高原。茶臼岳、朝日岳などでモミジ、ナナカマド、ドウダンツツジなどが紅葉する。那須連山の主峰、茶臼岳の山腹から山頂に架けられたロープウェイからの眺望は特に素晴らしい。麓の県道17号那須高原線(旧ボルケーノハイウェイ)沿いでも、色鮮やかなナナカマドやモミジが見ることができる。
【2位】谷川岳
~切り立った岩肌に紅葉のコントラストが映える~
日本百名山の1つ、標高1977mの谷川岳。頂上だけでなく稜線からの眺望も素晴らしく、10月初旬、山頂付近のナナカマドが赤く染まると間もなく紅葉が始まる。なかでも谷川岳の東麓の一ノ倉沢は日本三大岩壁の1つとされ、みなかみ町を代表する名勝となっている。迫り来る一ノ倉の峻厳な岩肌に紅葉のコントラストが美しい。
【3位】高尾山
~山頂から谷いっぱいに広がる鮮やかなモミジが格別~
高尾山は都心から電車で約1時間と好位置にある自然の宝庫で標高は599m。1967(昭和42)年に明治の森高尾国定公園に指定された山内には、約1200種の植物、約100種の野鳥、約5000種の昆虫が生息している。中でも秋のモミジは格別で、山頂のもみじ台や薬王院の周辺、ケーブルカー清滝駅、高尾山駅など、約1ヶ月にわたって多くの登山者の目を楽しませている。麓の清滝駅から標高472mの高尾山駅までケーブルカーで結ばれた沿線にはオオモミジやイロハカエデなどが群生し、最盛期には赤や黄色のトンネルができる。
【4位】尾瀬(尾瀬ヶ原)
~草紅葉から木々へと移りゆく湿原の紅葉~
周囲を2000m級の山々に囲まれた標高1400mの湿原、尾瀬ヶ原。この湿原の紅葉は草紅葉(くさもみじ)と呼ばれ、9月中旬から10月初めにかけて草原が金色に色づく。9月下旬から10月中旬までは、広葉樹が赤や黄色に色づき、緑の針葉樹との美しいコントラストを見せる。尾瀬一帯は原始林に囲まれた日本最大級の高層湿原で、800種の珍しい植物群の宝庫。特別記念物、特別保護地区に指定され、至仏山、燧ヶ岳の山岳美や、高層湿原に咲く高山植物など、多くの自然美が堪能できる。
【5位】日光(いろは坂)
~山裾の紅葉を車中から楽しめる日光の名所~
日光市街と中禅寺湖、奥日光を結ぶ全長15.8kmの山岳道路で、日本の道100選の1つ。下り専用の第一いろは坂と上り専用の第二いろは坂を合計すると48ヶ所もの急カーブがある。車中からでも山裾に広がる紅葉を楽しむことができ、標高差もあるので、紅葉前線が下りていく眺めが素晴らしい。また、途中の黒髪平、明智平からは関東平野までも見渡せる大パノラマが広がる。明智平からロープウェイで展望台まで上がると、男体山や中禅寺湖が一望できる。
これからの季節、紅葉狩りや旬の味覚を楽しみに散策してはどうだろうか。