台湾人の旅行先満足度調査、No.1は日本!自然条件、サービス、施設のいずれもが充実

2017年6月15日 13時24分更新


 日本最大の中国情報サイト「Record china」によると、台湾の大手旅行情報サイト「MOOK景点家」が、「仙郷感爆発!日本の十大雲海の宿名称」と題する記事を掲載し人気を集めているという。台湾では日本旅行の人気が極めて高く、旅行情報サイトは「日本情報満載」の状態が続いているとのこと。

 日本の対台湾窓口機関である日本台湾交流協会が2016年に台湾在住の台湾人を対象に行った世論調査によると、「海外旅行をするなら、どこへ行きたいですか」との質問に対して、「日本」と回答した人が全体の42%と最も多く、欧州の23%、中国とニュージーランドの各7%を大きく引き離した。また、日本政府観光局によると、16年に日本を訪れた台湾人は前年比13.3%増の416万7500人だった。台湾の同年人口は2354万人なので、通年で約5.6人に1人が日本旅行をした計算になる。つまり台湾人にとって日本は、「行ってみたいと憧れ、実際に足を運んでいる旅行先」ということで、旅行満足度の高い国であると言えそうだ。
同調査によれば、自国を除き「あなたの最も好きな国(地域)はどこですか」と尋ねたところ、「日本」と回答した人が最も多く、全体の56%にのぼり、日本に対する好感度が、旅先としての人気に連動しているようだ。

 「MOOK景点家」も日本旅行の情報紹介にとりわけ力を入れている。「GO景点(スポットにGO)」と名付けたページの目立つ場所に掲載している「全世界の人気スポット」を見ても、6カ所のうち「東京駅」、「大江戸温泉物語」、「とん香(群馬県吾妻郡草津町のとんかつ店)」、「ビーナスブリッジ(兵庫県神戸市)」、「名古屋東急ホテル」と5カ所が日本のスポットだ。

 ただ、日本から台湾を訪れる観光客は年々減り、その理由としては、台湾からの訪日観光客が航空チケットを買い占めているという。2015年の台湾と日本を結ぶ航空便の利用者は、台湾人が72%で日本人は28%。16年には日本人の利用者が18%と、さらに低下したとのこと。

東京駅
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 

関連カテゴリー