伸び率1位は青森県、早期予約が増加傾向!2017年 ゴールデンウィーク国内旅行動向

2017年3月30日 10時37分更新


 楽天トラベルは、2017年4月29日(土)~5月7日(日)の国内宿泊の予約人泊数(予約人数×泊数)をもとに、2017年 ゴールデンウィークの国内旅行動向を発表した。前年同期比で伸び率が高い順に都道府県をランクづけした「人気上昇エリアランキング」では、青森県が1位を獲得した。ゴールデンウィークの国内旅行全体の予約人泊数は、前年同期比+10.5%(約1.1倍)と好調。宿泊日の6カ月以上前に行われた予約の件数が前年同期比+15.3%(約1.2倍)、10カ月以上前の予約件数が同+36.1%(約1.4倍)で、早期予約が増加する傾向がみられる。
 
 
 
■2017年ゴールデンウィーク国内旅行 人気上昇エリアランキングTop10

順位都道府県名前年同期比
1位青森県+38.1%
2位三重県+35.4%
3位鹿児島県+28.4%
4位埼玉県+24.3%
5位高知県+24.0%
6位沖縄県+20.9%
6位香川県+20.9%
6位茨城県+20.9%
9位長崎県+20.0%
10位神奈川県+19.8%

 
 
1位の青森県では、弘前・黒石エリアが+54.8%(約1.5倍)、八甲田・奥入瀬・十和田湖周辺エリアが+53.4%(約1.5倍)と特に伸びた。弘前・黒石エリアでは、桜の開花予想日が昨年より遅く、満開の時期がゴールデンウィークに近いため、花見旅行の需要が上向いたとみられる。青森県内の旅行も+53.3%(約1.5倍)と好調。また、奥凱航空の青森-天津(中国)間定期チャーター便が今年1月に就航した同県では、訪日旅行客による予約も+284.6%(約3.8倍)と増加した。性別・人数でみると、男性2人以上の予約が+114.8%(約2.1倍)、女性一人が+84.7%(約1.8倍)と大きく伸びた。
 
東海地方から唯一トップ10に入った2位の三重県では、同県で初開催される4月21日(金)~5月14日(日)の「第27回全国菓子大博覧会・三重(お伊勢さん菓子博2017)」の影響で、伊勢・二見エリア(+60.5%)を中心に、志摩(賢島・磯部・浜島)エリア(+63.9%)、鳥羽エリア(+42.3%)の予約が伸びている。なお志摩(賢島・磯部・浜島)エリアでは、志摩スペイン村などを訪れる子供連れの予約が全体の48.2%を占め、前年同期比も+41.5%(約1.4倍)と好調であった。鳥羽エリアについては、3月に伊勢市と鳥羽市を結ぶ道路、伊勢二見鳥羽ラインが全線無料化され、アクセスが便利になったことも好調を後押ししていると考えられる。
 
3位の鹿児島県では、北薩(出水・川内)エリア(+71.4%)のほか、沖永良部島・与論島エリア(+57.1%)、バニラエアが3月に大阪(関西)-奄美大島線に就航した奄美大島・喜界島・徳之島エリア(+54.9%)といった、離島の人気が上がっている。性別・人数では、男女混成の3人以上による予約が+43.5%(約1.4倍)と最も伸びた。
 
関東地方からは埼玉県(4位)、茨城県(6位)、神奈川県(10位)がトップ10内にランクイン。なかでも茨城県については、例年ゴールデンウィークごろに満開となる国営ひたち海浜公園の「ネモフィラ」約450万本の花畑が“青の絶景スポット”として人気で、同公園を含む大洗・ひたちなかエリアも前年同期比+25.6%(約1.3倍)と好調であった。
 
5位の高知県では、女性一人による予約が最も伸び率の高い+85.1%(約1.9 倍)、次いで女性2人以上が+69.5%(約1.7倍)となり、女性人気の高まりが見られた。エリア別では、安芸・室戸エリアが+68.1%(約1.7倍)、高知・南国・土佐エリアが+24.5%(約1.2倍)と伸びている。
 
 
■「2017年 ゴールデンウィークの国内旅行動向」 調査概要
・集計日: 2017年3月1日(水)
・集計方法: 宿泊日が以下の「宿泊期間」に含まれる国内の宿泊施設の予約について、予約人泊数(予約人数×泊      数)を集計
・宿泊期間: [今年] 2017年4月29日(土)~2017年5月7日(日)
      [昨年] 2016年4月29日(金・祝)~2016年5月7日(土)
 
 
 
 

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