家族旅行好調で沖縄県が伸び率1位に!楽天トラベル「2016年国内旅行先 年間人気上昇エリアランキング」
2016年12月16日 11時21分更新
旅行予約サービス「楽天トラベル」は、2016年1月1日(金)~2016年12月31日(土)間の国内旅行の予約人泊数をもとに、2016年国内旅行先 年間人気上昇エリアランキングを発表した。
ランキングTOP10内には九州・沖縄エリアから3県(1位沖縄県、2位大分県、10位長崎県)、中国・四国エリアから4県(4位島根県、5位香川県、6位鳥取県、8位徳島県)がランクインした。
■2016年国内旅行先 年間人気上昇エリアランキング トップ10
1位にランクインした沖縄県では北部(恩納・名護・本部・今帰仁)エリアが前年同期比+33.2%(約1.3倍)、宮古島・伊良部島エリアが+46.7%(約1.5倍)と好調だった。また、子ども連れの家族利用が夏休みの家族旅行を中心に+32.8%(約1.3倍)と伸張し、女性複数名利用が離島エリアを中心に増加し+41.0%(約1.4倍)となった。人気観光スポット「美ら海水族館」などレジャー施設やプライベートビーチ保有のリゾートホテルの集まる北部(恩納・名護・本部・今帰仁)エリアでは、家族利用が+37.5%(約1.4倍)となった。宮古島・伊良部島エリアは、2015年に宮古島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋が開通し、さらに宮古島への直行便就航(全日本空輸による羽田空港直行便が期間限定で増便、関西空港直行便が2016年3月より通年運行を開始)したことから人気が急上昇し、近畿(2府4県)在住者は+63.1%(約1.6倍)に、女性複数名利用は+72.9%(約1.7倍)に急増した。
九州エリアから2位に大分県、10位に長崎県と2県がランクインした。大分県では2016年7月1日より発行開始となった「九州ふっこう割」の影響で別府温泉のある別府市内エリアが前年同期比+32.6%(約1.3倍)と好調で、県内の子連れ利用は+35.7%(約1.4倍)となった。長崎県では離島の五島列島エリア(+24.9%)や壱岐島エリア(+24.5%)や、2016年4月にリニューアルオープンした「ポート ホールン長崎」周辺の佐世保・平戸・ハウステンボスエリア(+23.6%)が牽引し、県内全体の子連れ宿泊者は+41.1%(約1.4倍)と増加した。
3位にランクインした奈良県では、2016年2月末までを対象にふるさと割クーポン「奈良県プレミアムクーポン」を発行し冬の宿泊需要を獲得した。また、特に男女2名利用の宿泊が前年同期比+30.0%(約1.3倍)、近畿(2府4県)在住者の予約が+36.9%(約1.4倍)と堅調だった。
山陰・山陽エリアからは4位に島根県、6位に鳥取県がランクインした。島根県では2016年4月に「出雲國たたら風土記~鉄づくり千年が生んだ物語~」の日本遺産認定で話題となった松江・玉造・安来・奥出雲エリアが前年同期比+22.5%(約1.2倍)となった。また、開港50周年を迎えた出雲空港と名古屋空港を結ぶ路線が2016年7月から増便した影響もあり、愛知県在住者が+26.8%(約1.3倍)となった。鳥取県では日本遺産「六根清浄と六感治癒の地」三徳山や開湯850年以上の歴史を持つ三朝温泉のある倉吉・三朝温泉エリアが+21.4%(約1.2倍)と伸張し、子ども連れ利用が+28.9%(約1.3倍)、成人男女利用が+29.1%(約1.3倍)と増加した。
四国エリアからは5位に香川県、8位に徳島県がTOP10に入った。香川県では今年の春(3月20日から4月17日)、夏(7月18日から9月4日)、秋(10月8日から11月6日)に開催された現代アートイベント「瀬戸内国際芸術祭 2016」の会場となった離島地区(小豆島・直島)エリア(前年同期比+37.0%)を中心に宿泊が増加し、特に女性複数名利用が+46.6%(約1.5倍)と女子旅が人気となった。徳島県はお遍路の一番礼所があるため、例年と廻り方が逆向きになる「逆打ち」の今年は88箇所の霊場を廻り終える「結願(けちがん)」の地としての宿泊が好調だった。さらに秋にはアニメの祭典「マチ★アソビvol.17」が開催されるなど盛り上がりをみせた鳴門・徳島市内エリアが+17.7%(約1.2倍)となった。
7位の福井県では2016年3月公開の映画「ちはやふる」のゆかりの地として話題となったあわら・三国エリアが前年同期比+25.2%(約1.3倍)と伸張した。また、2016年7月に新アトラクションがオープンしたテーマパーク「芝政ワールド」や、「勝山恐竜化石群及び産地」が国の天然記念物の文化財指定されることとなり話題の「福井県立恐竜博物館」、昨年オープンした「かつやまディノパーク」などのレジャー施設を中心に家族旅行が好調で+24.5%(約1.2倍)となった。
9位の静岡県では、楽天トラベル発表の「年間人気温泉地ランキング」で3年連続1位を獲得した熱海温泉のある熱海エリアが前年同期比+20.6%(約1.2倍)と牽引した。また、西伊豆(戸田・土肥・堂ヶ島・松崎)エリアは2016年夏からテレビ放映されたアニメの聖地巡礼や温泉旅行が好調で+22.5%(約1.2倍)と好調となっている。
■「2016年国内旅行先 年間人気上昇エリアランキング」調査概要
・調査日: 2016年11月15日(火)
・調査方法: 国内宿泊を対象に予約流通実績をもとに調査
・対象期間: [今年] 2016年1月1日(金)~2016年12月31日(土)、[昨年] 2015年1月1日(木)から2015年12月31日(月)
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