いくつ行ったことがありますか?旅した人が満足した「日本の世界遺産ランキング」を発表

2016年3月9日 13時39分更新


 楽天株式会社は、旅行予約サイト「楽天トラベル」にて、世界遺産がある観光地を実際に訪れたことがある人が選ぶ「本当に行ってよかった日本の世界遺産ランキング」を発表した。

 ランキングは以下の通り。
 
1位 京都府 古都京都の文化財 380票
2位 広島県 嚴島神社 337票
3位 兵庫県 姫路城 271票
4位 北海道 知床 247票
5位 岐阜県・富山県 白川郷・五箇山の合掌造り集落 220票
6位 鹿児島県 屋久島 183票
7位 奈良県 法隆寺地域の仏教建造物 180票
8位 広島県 原爆ドーム 156票
9位 栃木県 日光の社寺 152票
10位 山梨県・静岡県 富士山-信仰の対象と芸術の源泉 145票
 
 

 日本には、稀有な自然や先人が作り上げた文化財など、魅力あふれる世界遺産が19件(2016年3月7日時点)ある。2015年9月に新たに登録された「明治日本の産業革命遺産」を始め、世界遺産は、旅先を決める上でも重要な観光資源となっている。

■1位:古都京都の文化財
 今回、「楽天トラベル」が行ったアンケート調査にて日本の世界遺産ランキングの1位に輝いたのは、「古都京都の文化財」。趣のある町並みの京都には、多くの文化財があるだけでなく、伝統文化や伝統産業が根付いており、古都の情緒が味わえると人気がある。2000以上ある文化財の中から、16社寺・1城が世界遺産に登録されており、なかでも京都最古の神社である「賀茂別雷神社」や県立自然公園にも指定されている「清水寺」、金閣寺と呼ばれる「鹿苑寺」などは、季節を問わず多くの観光客で賑わっている。アンケートでは「日本の歴史を感じることができる」「何度訪れても飽きない」と、日本の歴史や四季を美しい景観と共に味わえる観光地として、人気を集めた。

■2位:嚴島神社
 2位にランクインしたのは、広島県「嚴島神社」。日本三景に選ばれている「宮島」のシンボルとも言われる「嚴島神社」は、何度か大規模な修復を行っているものの、造営当時の佇まいを忠実に伝えている文化財。寝殿造りの影響を強く受けた平安様式の社殿の前には瀬戸内海が広がり、干潮時には大鳥居まで歩けるような砂浜が現れ、満潮時には社殿や廻廊があたかも海に浮かんでいるような景色に変わる。アンケートでは「潮の満干で風情が変わるところがよかった」「潮の満ち引きが神秘的だった」と、2つの景色を堪能した人が多く見られた。また、神社までの参道は、神の使いとされる鹿が出迎えてくれることや、宮島の名物グルメが楽しめる飲食店が立ち並んでいることから、観光客に人気のスポットとなっている。

■3位:姫路城
 3位に選ばれたのは「姫路城」。国宝にも指定されている「姫路城」は、7位にランクインした「法隆寺地域の仏教建造物」とともに、日本で初めて登録された世界遺産。白漆喰総塗籠造りの城壁や5層7階からなる大天守は、1609年に建築されたが、400年以上経った現在でもその美しい姿を残しており、大河ドラマや時代劇ドラマの舞台としても使用されている。アンケートでは「日本人の美意識と、構想力・技術力の素晴らしさを感じた」「白鷺城と呼ばれる美しさに感嘆した」など、日本建築の素晴らしさとその美しさに魅せられたコメントが多く寄せられた。また、2015年3月には、約5年半に及ぶ「平成の大修理」を終え、漆喰の白さを取り戻した「姫路城」は国内外から注目を集めている。

 その他、11位以下のランキングや詳細は以下URLを参照いただきたい。
http://travel.rakuten.co.jp/ranking/special/world-heritage/japan/
「本当に行ってよかった日本の世界遺産ランキング」

■調査概要
・調査方法:楽天トラベルが行ったメールアンケートの結果をもとにランキングを算出
・アンケート期間:2016年2月5日~2月9日
・投票者数:3,876
 
 

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