訪日観光客の利便性アップへ、JTBとソフトバンクがインバウンドビジネスで戦略提携
2015年10月29日 14時07分更新
ソフトバンクは、株式会社ジェーティービーと訪日外国人旅行者向けビジネスにおける戦略的事業提携に関する契約を締結したと発表した。
提携の第一弾として、2015年11月11日からアリババグループの旅行販売プラットフォーム「Alitrip」に専用の旅行サイト「日本汐留旅行旗艦店」を出店し、ホテル予約、国内パッケージ商品予約、チケット販売、Wi-Fiレンタルサービス、クーポンの提供、観光情報提供など訪日観光客向け旅行コンテンツの販売を開始する。
また、JTBグループの株式会社i.JTBがソフトバンクの新会社に旅行業に関するノウハウを提供し、株式会社JTBグローバルマーケティング&トラベルと協力しながら商品を供給するなど、新会社と共同で訪日外国人旅行者向けにオリジナル商品を開発する予定。
今後は、「Alitrip」のスマートフォン向け専用アプリケーションを通し観光情報や買い物クーポン券の発券、ソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社の決済サービスを利用するなど旅行者の利便性向上のためのサービスを提供していくという。
さらに、「日本汐留旅行旗艦店」とヤフー株式会社が運営するポータルサイト「Yahoo! JAPAN」を連携させ訪日外国人観光客が日本でのさまざまなサービスの予約、帰国後も日本の商品を手軽に購入できるなどのサービスも提供していくとのことだ。
2020年の東京オリンピックに向けて、訪日観光客向けの商戦が年々拡大していく中、各社の取り組みがますます注目される。旅行者の満足度アップによるビジネス拡大がいっそう求められると言えよう。
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